ラグビーでアドバンテージオーバー(解消)の条件はどうなっているのでしょうか?
いつまで有効なのでしょうか?
ラグビー観戦をしていて、「アドバンテージオーバーがよくわからない・・・」という人も少なくないと思います。
そんな、ラグビーのルールの中から、アドバンテージオーバー(解消)の条件といつまで有効なのか?についてまとめてみました。
【ラグビー】アドバンテージオーバー(解消)の条件は?
ラグビーでのアドバンテージは、反則をすぐにとらずにプレーを続行することを言います。
審判が反則があったと確認しながらも、反則を受けた側に有利な展開の場合に流すというものです。
このアドバンテージを解消するための条件などについてみていきます。
【ラグビー】アドバンテージはいつまで有効?
アドバンテージは、プレーをしている選手達の小さい反則を審判が流すという行為です。
ラグビーで小さな反則をとり続け、その都度試合を止めていたら流れのある試合が進まないので、存在するルールです。
続いてアドバンテージオーバーとは、アドバンテージを解消することを言います。
アドバンテージの解消とは、アドバンテージをみていたことを無効にするというものです。
アドバンテージオーバー(解消)の条件は、
「反則を受けた側のチームが、アドバンテージをとるよりも大きな有利を得た場合」
となります。
プレーを続行した結果、反則を受けた側のチームが有利になると解消します。
アドバンテージをとるかどうかや、どの程度の時間アドバンテージを保持するかは、審判の裁量によるものとなっています。
そのためアドバンテージがいつまで続くかは、その後のプレーの流れが影響してくるのです。
反則が起こってもゲームを止めずにプレーを続けた方が反則を受けたチームに有利になると審判が判断した場合は、笛を吹かずにプレーは続行されます。
【ラグビー】アドバンテージのレフリーのジェスチャー
高校ラグビー近畿大会第5代表決定戦、常翔学園対関西学院高等部戦で常翔学園のノックオンにより関西学院高等部のアドバンテージを示すレフェリーの姿をコマ送りで撮影しました‼️#それにしても本選の中心は残念です😭😭😭😭😭 pic.twitter.com/90n8oWwwLt
— 犠打職人32 1/22から山場過ぎて地獄見とる😣😵😖 (@gidashokunin32) March 2, 2020
アドバンテージのレフリーのジェスチャーは上の画像のとおりです。
レフリーが「アドバンテージ」と宣言し、腕を横に伸ばして合図を出すジェスチャーとなります。
腕の高さは腰よりも上で、反則をしなかった側をおよそ5秒間指し示します。
ではアドバンテージオーバーのジェスチャーはどうなのでしょうか?
実はアドバンテージオーバーのジェスチャーはないようです。
レフリーの「アドバンテージオーバー」とのコールだけのようですね。
【ラグビー】アドバンテージをとられるとどうなる!?
アドバンテージはペナルティとして反則を流し、プレーを続行することになります。
しかしプレー続行後に、反則を受けた側のチームがそれ以上の有利をとれないと判断すると、アドバンテージをみた場所にプレーを戻します。
アドバンテージの長さは、審判の判断に任されています。
アドバンテージをみる反則はそれぞれなので、その時どきで再開のプレーも違いますが、キックなどから再開することもあります。
まとめ
アドバンテージオーバー(解消)の条件といつまで有効なのかについてまとめました。
ラグビーのルールとして、アドバンテージやアドバンテージオーバー(解消)は基本的なものです。
小さな反則は審判の権限によって流すことがあります。
試合をその都度止めるよりも試合がスムーズに流れ、反則を受けた側のチームに邪魔にならないようにするためのルールです。
判断は審判の裁量に任されています。
ラグビーというスポーツが、慣習法(自由にやらせて何かあったら反則をとる)の基本理念ということが影響しているのかもしれません。