東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントにあるアトラクション、タワーオブテラー。
東京ディズニーリゾートで唯一のフリーフォールタイプで、パーク内でもトップレベルのスリルを誇るアトラクションとして有名です。
このタワーオブテラーの人気の理由は、絶叫するほどの急上昇と急降下!ということは皆さんご存じかと思います。
ですが、もう一つ欠かせないものがあるのです!
それは、このアトラクションの背景にある、恐怖のストーリーです。
そのストーリーに必須のキーワードとして「呪いの偶像」というものがあるのをご存じでしょうか?
その「呪いの偶像」の名前や、タワーオブテラーとの関係などについて知っておくだけでも、アトラクションをより一層楽しめること間違いなしです!
というわけで今回は、
・タワーオブテラー呪いの偶像の名前
・タワーオブテラー呪いの偶像のストーリー
について解説いたします。
タワーオブテラー呪いの偶像の名前
「#毎日ディズニーグッズ」その8
東京ディズニーシー・タワー・オブ・テラー
「シリキ・ウトゥンドゥ」ぬいぐるみバッジ。タワー・オブ・テラーのグッズはとても好き!初期グッズは特に。買いそびれてしまったものや販売終了で買えなかったものもたくさんあって今でも探してます。情報あったらほしい。 pic.twitter.com/Vvel4NKMD2— 奥山裕次 ディズニー専用アカウント (@okuyamadisney24) May 16, 2020
タワーオブテラーの呪いの偶像には、
- シリキ・ウトゥンドゥ
という名前があります。
なにやら聞きなれない響きですが、この呪いの偶像をかつて持っていたアフリカの秘境に住む部族の言葉で、
「災いを信じよ」
という意味があるのです。
しかし、タワーオブテラーがあるのはニューヨークという設定です。
なぜ、遠く離れたアフリカの部族の偶像がそこにあるのでしょうか?
シリキ・ウトゥンドゥのストーリーとともに、その謎を紐解いてみましょう。
タワーオブテラー呪いの偶像のストーリー
東京ディズニーシーアトラクションタワーオブテラーから! コンゴ川に住むムトゥンドゥ族に祀られていた偶像。呪いの偶像とも呼ばれている。この偶像の正式名称がわかる人はRTorりぷ!!!!!!!!!! pic.twitter.com/4OVaLd8hV8
— ディズニーファンブック (@Disney_Fan_Book) December 13, 2013
呪いの偶像シリキ・ウトゥンドゥについては、あらゆる事が謎に包まれていて、その全てを知る人は誰もいないと考えられます。
しかし、シリキ・ウトゥンドゥとタワーオブテラーの関連については、ニューヨークの街の新聞記者「マンフレッド・ストラング」という男によって取り上げられています。
今回はかいつまんで、新聞記者マンフレッドが集めた手掛かりをもとに、
- アフリカの秘境からニューヨークへ
- 崇拝の掟 ~8つのルール~
- ハイタワー三世が失踪した夜
の、3つのポイントとともに解説したいと思います。
アフリカの秘境からニューヨークへ
ハイタワー三世とシリキ様
最高じゃん! pic.twitter.com/AflStakTag— パイン (@capecod_8) December 13, 2020
呪いの偶像シリキ・ウトゥンドゥは、いつ、どこで作られたのかは明確ではありません。
しかし、タワーオブテラーの前身である「ホテルハイタワー」のオーナー、「ハイタワー三世」がシリキ・ウトゥンドゥを手に入れる前は他の人が持っていました。
それは、アフリカの秘境に住む「ムトゥンドゥ族」という部族です。
1899年のこと、ハイタワー三世は、探検の途中で彼らムトゥンドゥ族の村を訪れました。
骨董品や古美術品のコレクターであったハイタワー三世は、シリキ・ウトゥンドゥを譲ってくれるよう頼みましたが、ムトゥンドゥ族はそれを拒みました。
しかし、強欲であったハイタワー三世は、ほぼ奪い取るかたちでシリキ・ウトゥンドゥをニューヨークに持ち帰ってしまったのです。
こうして、シリキ・ウトゥンドゥは、アフリカの秘境からニューヨークへとやって来たのでした。
シリキ・ウトゥンドゥ崇拝の掟 ~8つのルール~
「災いを信じよ」
ムトゥンドゥ族の言葉で、「シリキ・ウトゥンドゥ」は「災いを信じよ」という意味である。
またいくつか掟が存在する。
それを破ると恐ろしいことが起こるらしい。 pic.twitter.com/uSvZXG7YYx— なおてる (@lucky1927OSWALD) October 23, 2020
「呪いの偶像」と言われているシリキ・ウトゥンドゥですが、実は、「掟」を破らなければ災いは起きない、と信じられていました。
その掟というのは8つあり、以下のとおりとされています。
(1)崇拝すること
(2)燃やさないこと
(3)閉ざされた場所にしまわないこと
(4)おろそかにしないこと
(5)馬鹿にしないこと
(6)他の人に渡さないこと
(7)放置しないこと
(8)そして何より、恐れること
このうちの、どれか1つでも守らなかった場合、シリキ・ウトゥンドゥに呪われるらしいのです……!
また「呪われれば恐ろしい災いが降りかかる」とも言われています。
シリキ・ウトゥンドゥの扱いには、細心の注意を払わなければならないようですね。
ハイタワー三世が失踪した夜
ホテルハイタワー
初めは素敵なホテルだがしかし
このホテルはいつしか呪われた
呪いの偶像
シリキ ウトゥンドゥにそして周りから
このホテルを
こう呼ぶようになった「タワーオブテラー」と pic.twitter.com/s1tKfd2wAO
— みっくん☆彡.。 (@escape_hero2) March 25, 2020
そして話は、ハイタワー三世に戻ります。
アフリカからニューヨークに戻ってきた彼は、1899年12月31日、自身がオーナーであるホテルハイタワーにて、記念パーティーと記者会見を開きました。
そしてその会見の場で、持ち帰ってきたシリキ・ウトゥンドゥがお披露目されました。
記者たちが一斉に質問をしに来る中で「それは呪いの偶像ではないか?」と聞かれます。
が、ハイタワー三世は笑いながら、呪いなど信じていないという様子で答えたのでした。
そしてその夜、ハイタワー三世はシリキ・ウトゥンドゥを抱え、エレベーターに乗り自分のオフィスへと向かおうとしました。
しかしその時、突然緑色の雷がホテルハイタワーに落ち、ハイタワー三世を乗せたエレベーターは1Fまで落下してしまったのです。
エレベーターの中を確認するも、ハイタワー三世の姿は見当たらず、そこにはシリキ・ウトゥンドゥだけがありました。
こうしてハイタワー三世および、シリキ・ウトゥンドゥについては、謎だけが残ったのでした。
今でも事件について調査をしている記者は「これはシリキ・ウトゥンドゥの呪いによるものだ」と考えているようです。
確かに、ハイタワー三世は、守らないと災いが起きるといわれている「掟」をいくつか破ってしまっています。
これは、本当に「呪い」だったのでしょうか?
もしそれが本当なら、シリキ・ウトゥンドゥはハイタワー三世をどうしたのでしょうか?
あなたなら、どう考えますか?
まとめ
タワテラのファストパスを取るシリキウトゥンドゥ pic.twitter.com/zjJXHaHrhj
— か (@k_e57) March 6, 2021
タワーオブテラー呪いの偶像、名前、ストーリーについてのまとめ、いかがでしたでしょうか?
タワーオブテラー呪いの偶像の名前は、
- シリキ・ウトゥンドゥ
であることがわかりましたね。
そして、「タワーオブテラー呪いの偶像のストーリー」を、
- アフリカの秘境からニューヨークへ
- 崇拝の掟 ~8つのルール~
- ハイタワー三世が失踪した夜
の3つの点とともに解説いたしました。
タワーオブテラーに乗って、呪われてしまったらどうしよう?と不安になるかもしれませんが、「8つの掟」さえ破らなければきっと大丈夫です!
また、タワーオブテラーでシリキ・ウトゥンドゥを見つけた際に、今回の話を思い出してくださったら、大変嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。