2018年公開の映画『ボヘミアン・ラプソディ』。
日本でも大ヒットを記録したこの作品ですが、一部では「つまらない」「面白くない」との声も多いようです。
この映画が、そのような評価をされる理由とは一体どこにあるのか、気になりますよね。
そこで今回は、映画『ボヘミアン・ラプソディ』がつまらないし面白くないと言われる理由について、まとめていきたいと思います!
ボヘミアンラプソディの映画がつまらないし面白くないと言われる理由5選!
85年にフレディのソロシングルとして発表され、全英11位のヒットを記録✨
当時はテクノポップ風アレンジだったが、メンバーの演奏に差し替えられて爽快なロック曲に転生⚡『ボヘミアン・ラプソディ』
ブルーレイ&DVD発売中/デジタル配信中❗https://t.co/qhieUPVu6J pic.twitter.com/ic83yX2qbg— 映画『ボヘミアン・ラプソディ』公式 (@BohemianMovieJp) May 3, 2019
映画『ボヘミアン・ラプソディ』の評価について調べてみたところ、やはり「つまらない」や「面白くない」との声も多くありました。
そこで『ボヘミアン・ラプソディ』がつまらないし面白くないと言われる主な理由を、以下の5つのポイントでまとめてみました。
- 理由①:“Queen”という偉大な題材に対し、内容が物足りない
- 理由②:“ゲイ”や多様性というテーマの描かれ方が微妙
- 理由③:フレディ・マーキュリーの伝記映画であり、見る前からその内容の流れがわかっている
- 理由④:流れは合っているものの、”Queen”の活動の苦悩など、要点が描かれていない
- 理由⑤:内容の不足している分、ライブ・演奏などの音楽のシーンに頼っている
それぞれ詳しく解説していきます。
理由①:”Queen”という偉大な題材に対し、内容が物足りない
⚜ブライアン・メイからのスペシャルコメント⚜
日本のファン、そして親愛なる皆さん、乾杯!
皆さんは私たちの人生においてかけがえのない存在です。感謝しています。映画を楽しんでください!!#ボヘミアンラプソディ pic.twitter.com/pliuLsL0d3
— 映画『ボヘミアン・ラプソディ』公式 (@BohemianMovieJp) April 15, 2021
映画『ボヘミアン・ラプソディ』がつまらないし面白くないとされる、1つ目の理由は、”Queen”という偉大な題材に対し、内容が物足りないというところにあるのではないでしょうか?
この作品は、”Queen”とフレディマーキュリーを題材とした伝記映画です。
ですのでこれには当然”Queen”やフレディについてが描かれていますが、その内容は比較的平坦なものでした。
ですのでこの作品を「伝説のロックバンド、”Queen”の話」という風に期待をしてみると、バンドの苦悩や困難がそこまで深く描かれているわけでも、ご本人方の演奏シーンが度々登場するわけでも無いので、そこに物足りなさを感じる方が多かったようです。
どうやらボヘミアン・ラプソディが皆様のお宅に続々届いてるみたいだけど、決してつまらない訳じゃなくて面白いんだけど、松阪牛でバーモントカレーを作ったみたいな、最高の素材をふんだんに使って平均点をちょっと超えてくる、みたいなモヤモヤに苛まれてる人おらんかい?僕はずっとモヤっとしてる
— えんたろう@丑年牡牛座のSSSRうし (@entaro_) April 18, 2019
『ボヘミアン・ラプソディ』、非常につまらない映画だった。クイーンという(わたしは特別良いファンではないが)ロック史上に名を刻んだバンドに名を借りすぎ。わざわざ劇場に出向く理由があるとすれば「自宅では実現不可能なすばらしい音響でクイーンの楽曲が聴けること」くらいか。
— 小林坩堝 (@desertcarrot) December 22, 2018
ボヘミアンラプソディという映画がつまらないと思ったのではなく、物足りないぞ! と感じたのだ。もっと音楽を、鼓動を、心身が疲れはてるほどの「音楽」と記憶を見せられるはずだ、と。
— ミズグチケンジ™️ (@mizugu) December 11, 2018
確かに、”Queen”という偉大すぎる題材には、やはり内容にもかなり深いドラマや見どころがなければ、物足りなさを感じてしまうのかもしれません。
理由②:“ゲイ”や多様性というテーマの描かれ方が微妙
自分予想の競輪が当たらな過ぎて風呂上がりのパジャマをコレにして家族に指さされて笑われたい気分……
やっぱり専門家の予想に乗った方が楽やな。
そういえば『ボヘミアンラプソディ』見たけど、想像以上に駄作でした。
フレディ・マーキュリーのゲイの部分を押し出し過ぎや! pic.twitter.com/XM0cWGC4ib
— 無敵鐵頭功(鉄の頭) (@ShaolinSoccerMF) February 18, 2021
『ボヘミアン・ラプソディ』がつまらないし面白くないと言われる2つ目の理由は、“ゲイ”や多様性というテーマの描かれ方が微妙なことにあるのではないでしょうか。
これについて、SNSでは以下のような声がありました。
映画のボヘミアンラプソディはただの(あえて「ただの」と)クイーンの楽曲MVだと思えばまあ良いけど、フレディマーキュリーの伝記映画だとしたらわたしは他のものが見たかったと思いますね 「ゲイすぎる」ものをネガティブに描き、「悪い」ゲイというものを創出し、そこから快復してないんですよね
— 志 (@aktf_wcbh) June 2, 2021
映画のボヘミアンラプソディは「当時のゲイカルチャーに恨みでもあるのかよ」という印象を受けてしまったのよね。
— sena (@skltniena) April 25, 2021
まず、劇中での“ゲイ”の描かれ方について、マイナスに感じた方が多いようです。
確かに作品の内容的に考えてみると、フレディがゲイという内面に気づき、それに走ってしまうことで、バンド内の分裂やフレディの転落のようなものが生じてしまいますよね。
これではゲイであるといことを、ネガティブに描いてしまっているという印象すら受けてしまいます。
しかも思い返すと、劇中のトラブルの要因は単なる痴情のもつれで、フレディがゲイでもストレートでも起こりうる問題のように感じます。
確かにこの内容では、“ゲイ”を否定的に捉えているように感じますよね。
また、『ボヘミアン・ラプソディ』では、ゲイということ以外にも、フレディがインド系のルーツを持つことや、ルックスなどを通し、多様性やアイデンティティがテーマになっているようですが、実際それに苦悩する様子や、受け入れて成長してゆく様の深い描写は無いように思います。
『ボヘミアン・ラプソディ』は、テーマはあるものの、それに対するアンサー的な内容が、今一つ足りていないのかもしれません。
理由③:見る前からその内容の流れがわかっている
⚜『X-MEN』シリーズのブライアン・シンガー監督が手がけたミュージック・エンターテインメント『ボヘミアン・ラプソディ』
クイーンのメンバーが製作に名を連ね、最高のカリスマであるフレディ・マーキュリーの真実を完全映画化🎤
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— 映画『ボヘミアン・ラプソディ』公式 (@BohemianMovieJp) May 5, 2019
『ボヘミアン・ラプソディ』がつまらないし面白くないと言われる理由3つ目は、見る前からその内容の流れがわかっている、ということにあるのではないでしょうか。
これについて私個人としては、この作品はあくまで伝記映画ですので、大まかな内容が知れているものであるというのは致し方ないように思いますが、それでもやはり内容に満足できないという声もあるようです。
史実に忠実すぎるとつまらない映画になる気がします。
あえて例を挙げさせていただくと、(好きな方には本当に申し訳ないですし、個人の意見ですので「勝手に言ってろ」と思っていただいて結構ですが)「ボヘミアン・ラプソディ」はwikipediaのページがスクリーンに映し出されたかのような退屈さでした— シャンバラの雨 (@Iamnobody2002) June 7, 2019
確かに、内容の流れはwikipediaでも分かりそうなものかも知れません。
『ボヘミアン・ラプソディ』を視聴して、このように感じる方がいるということは、周知の”Queen”の史実以外の、パーソナルな部分のドラマの内容が欠けている、ということなのかも知れません。
映画を視聴する上で、パーソナルな個人のドラマこそが、本当に見たいものですよね。
理由④:流れは合っているものの、”Queen”の活動の苦悩など、要点が描かれていない
唯一無二のエンターテイナー=フレディ・マーキュリーは“弱者”だった!?
偏見に耐え、コンプレックスを抱えていた彼はいかにして世界を制した伝説のバンド〈クイーン〉になったのか❓
GWはみんなでボラプ👏🏻👏🏻
『ボヘミアン・ラプソディ』
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『ボヘミアン・ラプソディ』がつまらないし面白くないとされる理由4つ目は、流れは合っているものの、”Queen”の活動の苦悩など、要点が描かれていないことにあるのではないでしょうか?
SNSでは、このような声がありました。
ボヘミアンラプソディ、クイーンの経歴見ると特に序盤が盛られているなぁ。映画だとあっという間にスターだが、実際は割と下積みが長い。
— さーもん (@sa_mon12) January 5, 2019
「ボヘミアン・ラプソディ」#2 ブライアン・メイは角度によっては結構似てたし、声もいい感じ。ロジャーは‥‥ジョン・ディーコンは本物よりハンサム。物語としての致命傷は時代の空気感がないこと。「ロック」映画にそれがのうてどうする。後、下積み時代抜いたことでバンドのケミカルが薄味に。
— aco_yo. (@acoyo) November 11, 2018
『ボヘミアン・ラプソディ』は、 “Queen”を題材にしているものの、その焦点はフレディに当てられていて、あまりバンドについてはそこまで深く描かれていません。
この映画の視聴者には、おそらく”Queen”のファンの方が多そうですが、そのような方々にとっては、上記にもあるように、wikipediaでは知り得ない、バンドとしての下積み時代や衝突などの、ドラマや苦悩も「見たい」と思う重要な要素なのではないでしょうか。
そのようなことから考えると、確かにこの映画は題材の割りに、バンドとしての内容は少ないように感じます。
そうなるとやはり『ボヘミアン・ラプソディ』は、”Queen”ファンの方々にはなかなか満足できない作品になるのではないでしょうか?
理由⑤:内容の不足している分、ライブ・演奏などの音楽のシーンに頼っている
1日。1日だけでいいのでこの背景を記憶してほしいと思います。明日の『ボヘミアン・ラプソディ』を観る目が少しでも前向きになることを祈って🙏
俺には語ることと倣うことしかできませんが、苦悩と愚直の果てに辿り着くステージを是非見届けてほしい!Keep yourself alive ! pic.twitter.com/A8qc4VDkBQ
— せきた (@Skywalker_0707) June 3, 2021
『ボヘミアン・ラプソディ』がつまらないし面白くないとされる理由5つ目は、内容の不足している分、ライブ・演奏などの音楽のシーンに頼っていることではないでしょうか?
この作品は、ミュージシャンが題材の映画ですので、劇中には当然音楽の鳴っているシーンが多くあります。
それが、個人的に、内容を凌駕してしまっていて、話よりもそちらが作品の構成要素となっているような感覚で、「つまらない」というよりも内容が何だったのか、印象を薄めているように感じました。
SNSでは、このようなものがあります。
別にボヘミアン・ラプソディがつまらないとかそういう事じゃなくて
自分はボヘミアン・ラプソディを
フレディの生涯をQueenの名曲と共に観るMVって感じに見えて
ロケットマンは
エルトン・ジョンの物語
として見えたって感じなのかな…答えが見つからない…— 樹里【映画垢】 (@juririn2019) February 1, 2020
この方がツイートされているように、私はこの作品に、まさにMVのような雰囲気を感じていました。
これは、この作品では、音楽のシーンが内容上回っているからなのではないでしょうか。
私はこのことから、「つまらない」「面白くない」とまではいかないものの、内容の薄さは感じてしまったように思います。
まとめ
いよいよ今週金曜日は「ボヘミアンラプソディ」か~🎶このTV放送を機に老若男女問わず一人でも多くの人がQueenのファンになってくれたら嬉しいなぁ✨ pic.twitter.com/i8iiVEvGHa
— うさひよこ (@hasakurahiyoko) June 2, 2021
以上、映画『ボヘミアン・ラプソディ』がつまらないし面白くないとされる理由について、まとめてみましたがいかがだったでしょうか?
今回紹介したポイントはこちらです。
- 理由①:“Queen”という偉大な題材に対し、内容が物足りない
- 理由②:“ゲイ”や多様性というテーマの描かれ方が微妙
- 理由③:フレディ・マーキュリーの伝記映画であり、見る前からその内容の流れがわかっている
- 理由④:流れは合っているものの、”Queen”の活動の苦悩など、要点が描かれていない
- 理由⑤:内容の不足している分、ライブ・演奏などの音楽のシーンに頼っている
私個人としては、作品についてさまざまな声はあるものの、この作品には考えさせられることも少なくなく、何より音楽には圧倒されるのではないかと思います。
あなたもぜひ一度、『ボヘミアン・ラプソディ』を視聴し、その評価を確かめてみてはいかがでしょうか!
この映画の何が面白いのか、良さが分からない人に向けては、こちらでまとめています!
>>ボヘミアンラプソディの映画は何が面白い?良さが分からない人へ!