日本で女子初のダンクシュートを決めるなど数々の記録を塗り替えてきた、日本女子バスケのエース渡嘉敷来夢。
身長193cmという非常に恵まれた体格を持ち、日本人で3人目のWNBA選手となった人物でもあります。
そんな記録づくめの渡嘉敷来夢ですが、どんなプレースタイルや特徴をしているのでしょうか。
また、スリーポイントは打てるのかも気になるところです。
ということで、今回は渡嘉敷来夢のプレースタイルや特徴から、スリーポイントは打てるのかについて徹底解説していきます!
渡嘉敷来夢のプレースタイルや特徴は?
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— WNBA (@WNBA) March 9, 2016
数々の日本の歴史を塗り替え、日本女子バスケのエースとして活躍する渡嘉敷来夢ですが、一体どんなプレースタイルや特徴をしているのでしょうか。
渡嘉敷来夢のプレースタイルや特徴を3つにまとめてみました。
- 高さとフィジカルの強さを生かしたリバウンド
- 大型選手とは思えぬスピード
- どこからでも打てる得点力の高さ
では、それぞれ詳しくご紹介していきましょう。
高さとフィジカルの強さを生かしたリバウンド
オールラウンダーなプレースタイルの渡嘉敷来夢ですが、中でもずば抜けているのがリバウンドです。
身長193cm、体重85kgという恵まれた体格を最大限に活かし、攻守共にゴール下で積極的にボールに絡んでいきます。
日本女子バスケでは渡嘉敷来夢よりも大きい選手はいないため、高さと当たり負けしないフィジカルの強さで、誰よりもリバウンドを取ることができるのです。
渡嘉敷来夢の1試合でのリバウンドは平均して10を超えており、2020-21シーズンでのリバウンド合計は107でした。
ちなみに、シーズンでのリバウンド合計の最多は2014-15シーズンの346です。
2019年の皇后杯では3試合で37リバウンドを記録し、リバウンド1位に輝いています。
「リバウンドを制するものはゲームを制す」とのスラムダンクの名言がありますが、まさに渡嘉敷来夢のリバウンドこそが上昇を誇るENEOSサンフラワーズの勝利に貢献していると言えるでしょう。
大型選手とは思えぬスピード
身長193cm、体重85kgから繰り出されるスピードは、渡嘉敷来夢のプレースタイルの特徴の1つと言えるでしょう。
このような大型選手の場合、その体格の良さが故にどうしてもスピードが劣ることも多く、小柄な選手に抜かれてしまうことも少なくありません。
ところが、渡嘉敷来夢は小柄な選手にも引けを取らないどころか、マークについた相手選手を置き去りにするほどのスピードを持っています。
実際に渡嘉敷来夢の50m走のタイムは、なんと6秒台。
これは、女子日本記録の6秒47に匹敵するタイムです。
ここまでのスピードを持っているだけでも凄いのですが、その上で渡嘉敷来夢には高さとフィジカルの強さがあるので、誰も止めることができないのです。
生まれ持った体格の良さとスピードこそが渡嘉敷来夢の最大の武器であり、”日本の宝”と称されるのも納得できますよね!
どこからでも打てる得点力の高さ
センターを務める渡嘉敷来夢ですが、インサイドのみならず、アウトサイドシュートも得意としており、その得点力の高さも特徴の1つです。
元々はインサイドシュートを得意としていたものの、WNBAを経験したことでアウトサイドシュートの成功率も格段と上がりました。
ゴール下などのインサイドでは、渡嘉敷来夢の高さと強いフィジカルを武器にどんな状況でもシュートを決めることができます。
アウトサイドでは、圧倒的なスピードにより生まれた一瞬の隙を逃さずにシュートを放ちます。
このようにポジションに囚われない得点力の高さこそが、渡嘉敷来夢のプレースタイルの特徴と言えるでしょう。
渡嘉敷来夢はスリーポイントを打てる?
オールラウンダーでどこからでもシュートが打てる渡嘉敷来夢ですが、もちろんスリーポイントも打てます。
しかも、スリーポイントのシュートフォームから見直し、更なる磨きをかけています。
それというのも、新型コロナの影響で接触プレーの練習ができなくなったことから、新たな武器として離れたところから打てるスリーポイントの練習に取り組んだのです。
渡嘉敷来夢はこれまでのシュートフォームを捨て、ゼロからスリーポイントのシュートフォームの見直しを図りました。
これまではジャンプの頂点でボールを離していたところを、ジャンプ直後にボールを離して伸び上がる勢いを伝えるように改善しています。
これにより最大限の力がボール伝わるようになり、さらに距離を伸ばすことが可能になります。
更なる進化を遂げた、渡嘉敷来夢のスリーポイントにも注目したいですね!
まとめ
皇后杯で8連覇のENEOSは、見る者の心も揺さぶった
Text by @courtside_J
Photo by @kasimericson#ENEOSサンフラワーズ #WLEAGUE #皇后杯 #ENEOS #サンフラワーズ⁰https://t.co/Amw4AHpRSm pic.twitter.com/lRqJ7N9z61— FLY Magazine (@flymagazine) December 23, 2020
さて今回は、渡嘉敷来夢のプレースタイルや特徴に加え、スリーポイントを打てるのかについても詳しくまとめてみました。
渡嘉敷来夢のプレースタイルや特徴は、以下の通りです。
- 高さとフィジカルの強さを生かしたリバウンド
- 大型選手とは思えぬスピード
- どこからでも打てる得点力の高さ
こうして見てみると、渡嘉敷来夢はバスケット選手の強みとなるリバウンド、スピード、得点力の全てを兼ね備えていることがわかりますね。
さらに、新たな武器としてスリーポイントにも磨きをかけており、更なる成長を遂げる渡嘉敷来夢から目が離せません!