ジュードロウが出演した映画には様々なジャンルがあり、ジュードロウ本人も様々な役柄を演じています。
中でも、独ソ戦真っただ中の激戦地へ送り込まれた一兵士で実在のスナイパー(狙撃兵)の役柄を演じて、かなり強い印象を残した映画がありました。
ジュードロウの戦争作品への出演というのは少ないのですが、その中でスナイパーを演じた作品名やあらすじ、役柄とはどういったものだったのでしょうか。
今回はジュードロウが出演した役柄、作品名やあらすじなどをご紹介したいと思います。
ジュードロウの映画でスナイパー役の作品名は?
ドワラジ、蒼天のソウラ17巻オーディオコメンタリー回で中島先生がダンvsライセンのスナイパー戦についてのところで話されていた映画「スターリングラード」。
第二次大戦中に実在した伝説のスナイパー、ヴァシリ・ザイツェフを描いた傑作です。#ドワラジ#dqソウラ pic.twitter.com/9TwUINPDC9
— マージン (@MarginLb) April 11, 2021
- 作品名:スターリングラード
- 公開年月日:2001年3月16日
第二次世界大戦下の1941年、ドイツ国防軍がソビエト連邦へ侵入、独ソ戦が勃発します。
奇襲に成功したドイツ軍はソ連を圧倒、しかしモスクワ攻略には失敗して膠着状態に陥るとみられましたが、1942年6月にボルガ川を含む交通の要衝スターリングラードへの攻撃が始まります。
人類史上最悪といわれるスターリングラード攻防戦の真っただ中へ送り込まれた一兵士ヴァシリ・ザイツェフが、射撃の才能によってソ連の英雄として祭り上げられる姿を描きます。
さらにヴァシリを倒すべくベルリンから派遣されたドイツ軍将校ケーニッヒ少佐(エド・ハリス)との息詰まる対決、女兵士ターニャ(レイチェル・ワイズ)との出会いと恋なども描かれていきます。
監督は、『薔薇の名前』(1986年)、『愛人/ラ・マン』(1992年)などの名匠ジャン=ジャック・アノー。
スターリングラード死守の厳命を下すニキータ・フルシチョフに『ロジャー・ラビット』(1988年)のボブ・ホスキンス。
ヴァシリの友人で政治将校のダニロフに『魅せられて』(1996年)、『恋におちたシェイクスピア』(1998年)のジョセフ・ファインズ。
また、古参兵クリコフに『薔薇の名前』、『エイリアン4』(1997年)などの怪優ロン・パールマン(『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』にもチラッと登場)。
脇役陣も充実しています。
ジュードロウのスターリングラードでの役柄
BS日テレで放送中の映画『スターリングラード』
ジュード・ロウが演じる主人公ヴァシリ・ザイツェフは実在した人でスターリングラードの戦いで257人の敵兵を倒したそうです。
画像は右はヴァシリを演じるジュード・ロウ 左はヴァシリさん御本人の写真#BS日テレ #スターリングラード pic.twitter.com/vIGoSDF20D— 駿河yaman (@yaman5142) February 11, 2018
『スターリングラード』におけるジュード・ロウの役柄についてみていきましょう。
ウラル地方の羊飼いで、小さいころから祖父によって銃の撃ち方を教えられた射撃の名手ヴァシリ・ザイツェフ。
羊飼いにとって狼は最も警戒しなければならない相手ですから、映画冒頭にもあるように、射撃の訓練は狼を退治するたのものだったと思われます。
ヴァシリは徴兵されてスターリングラードへ送り込まれますが、ソ連軍による銃の支給は無く、銃弾だけを渡され、ドイツ軍の陣地へ突撃を敢行。
ドイツ軍に撃滅されたソ連兵の死体の山に隠れて命の助かったヴァシリは、政治将校のダニロフと出会い、ダニロフから銃を借りたヴァシリはドイツ軍将校を次々と射殺していきます。
ソ連軍の戦意高揚のためのプロパガンダ(政治宣伝)として、ヴァシリはソ連の英雄にされていきますが、ヴァシリ本人は英雄視されることに戸惑いを持つことになります。
スターリングラードの攻防戦で257名の敵兵を倒したソ連の英雄で、実在の人物ヴァシリ・グリコーリエヴィチ・ザイツェフ。
射撃の名手であり、英雄として祭り上げられることに違和感を覚えながらも戦い続けるヴァシリ・ザイツェフをジュード・ロウは魅力的に演じました。
スターリングラードのあらすじ
粘土焼き時間待ちにて。
昨日の氷雨にも完全防水だった軍用スナイパーケープは優れもの。アウトドアにも○。
画像は映画、スターリングラード。
ドイツ軍対ロシア軍のスナイパー対決が大変見どころ。
ロマンス要素はできれば不要。 pic.twitter.com/YFTa8fltBC— 是空 (@zeqoo9) February 1, 2019
ドイツ軍によるソ連侵攻の始まった1942年。
ドイツ軍の猛攻はボルガ川を擁する交通の要衝であるスターリングラードへと及び、激しい戦闘が繰り広げられていきます。
ウラルの羊飼いであるヴァシリ・ザイツェフ(ジュード・ロウ)は、大勢の兵士たちと共に銃弾の飛び交う戦場へ送り込まれます。
物資の乏しくなったソ連軍に銃の支給は無く、ヴァシリは渡された銃弾だけを握ってドイツ軍の陣地へと突撃を敢行しますが、無謀ともいえる突撃はドイツ軍の一斉射撃によって撃退されます。
死体の山に隠れて命拾いをしたヴァシリは、同じように死体に隠れて助かった政治将校のダニロフ(ジョセフ・ファインズ)が、ドイツ軍将校を狙って狙撃しようとしているのを目にします。
しかし、銃に弾丸が入っていないことを確認せずに引き金を引いたダニロフの未熟さに気づいたヴァシリは、銃を借りて弾丸をこめ、空爆の轟音にまぎれて次々と将校を射殺していきます。
政治委員のフルシチョフ(ボブ・ホスキンス)は、ドイツ軍の猛攻の前に士気の低くなったソ連軍の戦意高揚を図るため、ダニロフの提案を受けてヴァシリをプロパガンダに利用することに。
共産党の広報係りでもあるダニロフは、狙撃兵となったヴァシリの活躍を機関誌に書き立て、ヴァシリ・ザイツェフはソ連の英雄として有名になっていきます。
一方、凄腕の狙撃兵の出現によってソ連の士気が高くなったことを問題視したドイツ軍は、ツオッセン狙撃兵学校の教官であるケーニッヒ少佐(エド・ハリス)を招聘。
戦地へ乗り込んだケーニッヒはヴァシリを倒すべく、虎視眈々とその機会をうかがいます。
戦闘がさらに激化する中、女兵士ターニャ(レイチェル・ワイズ)とヴァシリの関係も深まりますが、ヴァシリを慕って二重スパイを志願した少年兵サーシャがケーニッヒに殺害されます。
ケーニッヒの出現によって射撃の自信を失っていたヴァシリは、サーシャの死を受けてケーニッヒとの対決に臨むことになります。
スターリングラードを観るには?
ネット上で様々な動画に取り入れられている映画「スターリングラード」
実態は赤軍に対する偏見と侮蔑の権化なので気を付けましょう。
有名な督戦隊のシーンについては特に酷く、実際には「督戦隊」は主に後方で組織的怠業や脱走の対応をしていました。
この映画の赤軍は全てが懲罰部隊なのでしょう。 pic.twitter.com/Qbhk5xxh8F— 少将 (@Generalmajor_ST) May 5, 2020
2001年に公開された『スターリングラード』の動画配信サイトを以下に挙げてみました。
- U-NEXT
- hulu
- FOD
- music.jp
- TSUTAYA DISCAS
いくつかあって迷うところですが、無料期間が31日間と長く、21万本の作品が見放題のU-NEXTはおススメといえます。
またU-NEXTでは、ジュード・ロウ関連として『シャーロック・ホームズ』(2009年)、『ヒューゴの不思議な発明』(2011年)、『プラック・シー』(2014年)なども見放題配信されています。
まとめ
💖あゆぴょんお薦め映画
スターリングラード👸👍💕 pic.twitter.com/9vSISxVE5z
— 💖あゆぴょん3号💖 (@OkznTm08l3uqdQ3) February 10, 2022
ジュードロウの映画でスナイパー役の作品名は?役柄やあらすじも紹介! ということで、ジュードロウがスナイパーを演じた作品について見てきましたが、いかがだったでしょうか。
- 作品名:スターリングラード
- 公開年月日:2001年3月16日
実在の人物ヴァシリ・ザイツェフ(1915-1991)の活躍を描いた映画ですが、ヴァシリ本人の人間を追った内容というよりは、戦争スペクタクルとしての要素の濃い映画。
注目されるのが、ドイツ側が送り込んだ狙撃の名手エルヴィン・ケーニッヒ少佐の登場で、中盤以降はケーニッヒとの対決に焦点が絞られ、迫真性を持った展開へと進みます。
このケーニッヒも実在の人物で、全体においては実際に行われた対決を基にしているところも興味深いと思います。
しかし、殺伐とした戦争の話なので、魅力的な若い女性も必要だったとは思いますが、みんなが疲れて眠っている横で、あのような行為はケシカランと思いますが…。