不思議な雰囲気漂う、『となりのトトロ』のお父さん。
どんな職業で、年収いくらで暮らしているのか気になりませんか?
お母さんは入院中で、食べ盛りのサツキとメイもいます。
田舎暮らしとはいえ、生活していくのにかなりお金がかかりそうですね。
今回は『トトロのお父さんの年収はいくら?職業は何なのかも詳しく解説!』と題して、お父さんのお仕事を徹底考察していこうと思います!
是非最後までご覧ください。
トトロのお父さんの年収はいくら?考察予想
『となりのトトロ』のお父さんの年収を予想してみます。
結論から言うと、ズバリ予想総年収は「450万円」くらいではないでしょうか!
後述しますが、舞台である昭和30年代は現在と貨幣価値が全く異なります。
そのため当時の額面でいうと、もっと低い金額になるでしょう。
実は、トトロのお父さんは3つの仕事を兼業しているんです。
- 考古学者
- 大学の非常勤講師
- 翻訳
なぜ兼業しているのかというと、1つ1つの仕事の収入がとても低く、とても家族を養っていけないからなんです…
世知辛いですね。
それでは、以下で3つの仕事内容と予想年収を解説していきます!
考古学者としての年収を予想
【北大寮歌豆知識】
宮崎駿作品「となりのトトロ」に登場する考古学者のお父さん「草壁タツオ」は、小説中は実は北大出身の設定なんです。小説版には「みやこぞやよいのくもむらさきに…」と「父さんは父さんの歌をうたい、」というシーンがあります。北大を代表する寮歌「都ぞ弥生」の一節です(^_^) pic.twitter.com/IEG8TaEUXt— 北大いいね!〜Platform in北大🐮 (@miyakozo_yayoi) December 19, 2019
トトロのお父さんの1つ目の職業は「考古学者」です。
予想年収は300万円以下ではないでしょうか!
考古学者は働くスタイルや所属団体によって、収入がかなり変動します。
トトロのお父さんは大学の考古学研究室に籍を置いているようなので、大学の研究機関に所属している学者だと思われます。
そうすると、お父さんは若年層(30代)かつ非正規雇用ですから、年収は300万円にも満たないことが予想されます。
基本的に賞与や手当の支給も、全くないと考えてよいでしょう。
考古学者はなるための国家資格等は無いものの、幅広いノウハウと高度な知識が必要な難職です。
仕事内容は発掘、出土品の整理、復元、報告書の作成、学芸員との交渉、チームのマネジメントまでありとあらゆることをこなさなければなりません。
その割に薄給で食っていけないというのが、考古学に関わる人の総意のようです。
大発見をしたり、書籍を出したり、大学や施設に所属していないと、薄給というよりは収入ゼロということもあり得る世界です!
大学の非常勤講師としての年収を予想
オマケ「となりのトトロ」の父親像https://t.co/TWezeYxJLA
(本文より)
演出覚書によれば、父の職業は、「若い考古学者。大学の非常勤講師をやりながら、翻訳の仕事で生活している。今は革命的な新学説の大論文を執筆中。縄文時代に農耕があったという仮説を立証しようと(続#となりのトトロ pic.twitter.com/TmIqTNbwss— 叶 精二(Seiji Kanoh) (@seijikanoh) August 14, 2020
トトロのお父さんの2つ目の職業は「大学の非常勤講師」です。
予想年収は50万円以下ではないでしょうか!
大学の非常勤講師はかなり低所得なことで有名。
「高学歴のワーキングプア」とも呼ばれ、社会問題になっています。
職位や学位で査定されることが多いようですが、基本的には授業のコマ数×定額の講義料が給与になります。
1コマの講義料の平均は5,000円くらいが相場のようです。
安すぎてびっくりですよね?
家庭教師のバイト代でも、もっともらっている人が居るのではないでしょうか…
トトロのお父さんの授業コマ数は、明らかにされていません。
ですが自分の研究に時間も割いているでしょうし、多くても週4コマくらいではないかと予想します。
大学の年間休日は平均200日と言われています。
とすれば、年間の授業コマ数は92。
計算すると、講師としての予想年収は50万円以下ではないでしょうか!
>>トトロのお父さんの大学はどこ?出身と現在の職場を詳しく解説!
翻訳者としての年収を予想
草壁タツオさんがお花屋さんを開業しました。彼は、非常勤講師として大学で考古学を教え、副業で翻訳の仕事をしているそうです。前者は給与所得、後者は雑所得として確定申告をしているものと考えられます。申告は引っ越した村を管轄する税務署で行います。 pic.twitter.com/RYYaKYUBH1
— さんきゅう倉田(元国税職員) (@thankyoukurata) August 14, 2020
トトロのお父さんの3つ目の職業は「翻訳家」です。
予想年収は100万円程度ではないでしょうか!
ほとんどの翻訳家はフリーランスのため、業務量、スキル、実績によって収入は変動します。
そして翻訳言語がニッチなほど、業務単価は上がるようです。
トトロのお父さんの専門は中国語。
昭和30年代は、まだ中国語ができる人は少なかったかもしれません。
そのため英語翻訳よりは、多少色のついた値段をもらっていると思います。
しかしお父さんは副業として、研究の合間を縫って業務にあたっています。
あくまでも本分は研究者ですし、大半の時間を翻訳に割いている印象はありません。
そのため年収は100万円程度の可能性が高いのではないでしょうか。
ベテランの翻訳家は年収数千万ということもあるそうです。
しかし、そんな人は世界中を見渡しても一握りでしょうね…!
こちらもかなり厳しい世界です。
総年収を予想
【諏訪信仰豆知識】
『となりのトトロ』におけるサツキとメイお父さんのモデルは諏訪の考古学者の藤森栄一(ふじもり えいいち、1911年~1973年)さんです。
因みにお父さんの名前は「草壁タツオ」だそうです pic.twitter.com/2hr6EbUXAE
— パト@動画が終わらない (@pat_1308) August 17, 2018
3つの職業の予想年収を合算してみます。
ズバリ予想総年収は「450万円」くらいではないでしょうか!
ひとり暮らしなら十分やっていけるかもしれませんが、入院中のお母さんと子供が2人いることを思うと…
貯金もままならない金額かもしれません。
もちろん、これは現在の貨幣価値に換算しての金額です。
昭和30年代は「ニコヨン」という言葉があり、1日中働いて稼げる金額がが約240円。
大卒月給が1万円の時代と言われています。
なので昭和30年代の収入は、額面にすると現在の40分の1くらいでしょうか。
お父さんの予想年収を計算すると、約112万円となります。
お母さんの療養と、サツキとメイの養育にお金はかかります。
でも田舎の古民家で暮らしているので、家賃もそこまではかからないでしょう。
映画を見ていると、周りの農家さんから野菜などをもらえる繋がりもありそう。
額面だけ見ると大学生のバイト代!?なんて風にも見えちゃいますが、昔はお金だけにこだわらずともなんとか生きていける時代だったのかもしれませんね。
ちょっと羨ましいです!
まとめ
今回は「トトロのお父さんの年収はいくら?職業は何なのかも詳しく解説!」と題して、お父さんの年収の予想と、各職業についての解説をしてみました。
お父さんの予想総年収は、現代の貨幣価値に換算して「450万円」でした。
筆者は、トトロのお父さんの予想年収の少なさに驚いてしまいました。
想像以上に学問の道は厳しそうです。
しかしやりがいのある職業に就くことは、お金には代えがたいもの。
トトロのお父さんには、頑張って考古学の世界で大成してほしいです。
そしてサツキとメイも喜ぶような大発見を、いつか成し遂げてほしいなと思います。