ダンブルドアの俳優は何人でいつ変わった?初代や二代目など歴代紹介!

ダンブルドアの俳優は何人でいつ変わった?初代や二代目など歴代紹介!映画
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人気の『ハリー・ポッター』シリーズの中で、主人公のハリーに劣らず重要な位置を占めているのが、アルバス・ダンブルドア。

ホグワーツ魔法魔術学校の校長であるダンブルドアは、無軌道な冒険へと突っ走りがちなハリーたちを温かく見守る大きな存在。

『ハリー・ポッター』シリーズより70年前を舞台とした『ファンタスティック・ビースト』シリーズにもダンブルドアは登場。

 

しかし、このダンブルドアを演じた俳優は一人ではなく、何人かの俳優がシリーズに渡って演じています。

何人の俳優がいつ変わったのでしょうか、初代、そして二代目へとダンブルドアを演じた俳優がいつ変わったのか、迫ってみたいと思います。

 

ダンブルドアの俳優は何人でいつ変わった?

 

アルバス・ダンブルドアを演じた俳優は、『ハリー・ポッター』シリーズ、『ファンタスティック・ビースト』シリーズを含めて4人挙げられます。

初代(老年期)のダンブルドアを演じたのは名優リチャード・ハリスで、第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』までを演じましたが、2002年10月25日に悪性リンパ腫により死去。

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』が遺作となりました。

 

リチャード・ハリスの死去に伴い二代目ダンブルドアを演じたのは、これまた名優のマイケル・ガンボンで、第3作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004年)から登場しています。

リチャード・ハリスと同じくアイルランド出身ということで、俳優が変わることによる違和感をなくしたいということがあったのかもしれません。

 

ダンブルドアの歴代俳優

 

『ハリー・ポッター』シリーズ、『ファンタスティック・ビースト』シリーズを通じての歴代ダンブルドアを演じた俳優をご紹介しましょう。

 

  • リチャード・ハリス
  • マイケル・ガンボン
  • トビー・レグボ
  • ジュード・ロウ

 

それぞれの俳優たちについて、以下で詳しくみていきましょう。

 

リチャード・ハリス

 

  • 名前:リチャード・ハリス
  • 登場作品数:2作品
  • 登場作品ハリー・ポッターと賢者の石 , ハリー・ポッターと秘密の部屋
  • 生年月日:1930年10月1日

 

『ハリー・ポッター』シリーズでは、

  • 第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年)
  • 第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(2002年)

にて、アルバス・ダンブルドアを演じました。

 

『ナバロンの要塞』(1961年)、『戦艦バウンティ』(1962年)では、その他大勢組の脇役にすぎなかったリチャード・ハリスですが、翌年の『孤独の報酬』では主役に抜擢されます。

『ifもしも…』(1968年)、『八月の鯨』(1987年)など秀作を残したリンゼイ・アンダーソン監督の長編デビュー作となる『孤独の報酬』で、リチャード・ハリスはカンヌ国際映画祭男優賞を受賞。

その後、『赤い砂漠』(1964年)、『ダンディー少佐』(1965年)『テレマークの要塞』(1965年)、『天地創造』(1966年)と立て続きに出演。

 

ミケランジェロ・アントニオーニ、サム・ペキンパー、アンソニー・マン、ジョン・ヒューストンといった巨匠たちと仕事をすることになります。

 

1970年代にかけてのリチャード・ハリスは絶好調の時期を迎え、『男の闘い』(1970年)、『馬と呼ばれた男』(1970年)、『荒野に生きる』(1971年)などの骨太い作品に魅力を発揮。

70年代はパニック映画の全盛期でもあり、『ジャガーノート』(1974年)、『オルカ』(1977年)では、般若はんにゃ面のようなアクの強い風貌と、しなやかな身ごなしで作品に厚みをもたらせました。

1978年の『ワイルド・ギース』以降、80年代に入ってからは薬物依存症などの影響によるものでしょうか、低迷が続くことになります。

 

しかし、その後『ザ・フィールド』(1990年)、ハリソン・フォード主演の『パトリオット・ゲーム』(1992年)ではIRA(アイルランド共和軍)のスポークスマンを重厚に演じて見事に復活。

老年期に入ってからの『ハリー・ポッターと賢者の石』、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では枯れた味わいを見せましたが、2002年10月に72歳で生涯を閉じました。

 

マイケル・ガンボン

 

  • 名前:マイケル・ガンボン
  • 登場作品数:6作品
  • 登場作品:ハリー・ポッターとアズカバンの囚人、ハリー・ポッターと炎のゴブレット、ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団、ハリー・ポッターと謎のプリンス、ハリー・ポッターと死の秘宝part 1、ハリー・ポッターと死の秘宝part 2
  • 生年月日:1940年10月19日

 

リチャード・ハリスの死去を受けて二代目のダンブルドアを演じたのは舞台俳優として名高いマイケル・ガンボン。

第3作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年)以降、第8作『ハリー・ポッターと死の秘宝』part 2』(2011年)までアルバス・ダンブルドアを演じました。

 

映画では、名匠ピーター・グリーナウェイ脚本・監督による『コックと泥棒、その妻と愛人』(1989年)を始め、『ジキル&ハイド』(1996年)、『インサイダー』(1999年)などの話題作に出演。

第83回アカデミー賞作品賞受賞の『英国王のスピーチ』(2010年)にもジョージ5世として出演しており、実力派の演技力を持った脇役として存在感を発揮しています。

リチャード・ハリスとは違って派手さはありませんが、地味な演技派として、あまりクセの無いところがリチャード・ハリスの後任にはうってつけだったのではないかと思います。

 

トビー・レグボ

 

  • 名前:トビー・レグボ
  • 登場作品数:2作品
  • 登場作品:ハリー・ポッターと死の秘宝part 1、ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生
  • 生年月日:1991年10月18日

 

『ハリー・ポッター』シリーズ第7作、『ファンタスティック・ビースト』シリーズの第2作で、若き日のダンブルドアを演じたのはトビー・レグボ。

『ミスター・ノーバディ』(2009年)、『ブラック・レコード~禁じられた記録~』(2009年)といった出演作はありましたが、ほとんど無名に近い存在でした。

いかにも英国的な育ちの良さを漂わせているところから、“学校始まって以来の秀才”といわれたダンブルドアの若き日に当てはまったといえます。

 

ジュード・ロウ

 

  • 名前:ジュード・ロウ
  • 登場作品数:2作品
  • 登場作品:ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生、ファンタスティックビーストとダンブルドアの秘密
  • 生年月日:1972年12月29日

 

『ファンタスティック・ビースト」シリーズの第2作と第3作で壮年期のダンブルドアを演じたのは、『ショッピング』(1994年)のジュード・ロウ。

『ショッピング』以降は『オスカー・ワイルド』(1997年)、『ガタカ』(1997年)などの話題作に出演はあったものの、あまりパッとしませんでした。

 

転機となったのはフランス・イタリア映画の名作『太陽がいっぱい』(1960年)をリメイクした『リプリー』(1999年)で、ジュード・ロウはアカデミー賞助演男優賞にノミネート。

アラン・ドロンの代表作であり、名手アンリ・ドカエの撮影によるワンシーン、ワンシーンが名画を見るような見事な名作で、ニーノ・ロータのテーマ曲も名曲として名高い『太陽がいっぱい』。

映画的にも完璧といえる『太陽がいっぱい』を、なぜわざわざリメイクする必要があったのか、個人的には疑問に思いましたが、ジュード・ロウは『リプリー』によって弾みがつきます。

 

続く『スターリングラード』(2001年)でも確かな演技力を見せましたが、ジュード・ロウの人気を不動のものにしたのは『A.I.』(2001年)のジゴロ・ロボットでしょう。

女性を悦ばせるために作られたジゴロ・ロボットですが、主人公の少年に寄り添い、控え目な演技が好印象を与えました。

『A.I.』では惜しくも受賞は逃しましたが、ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされています。

 

まとめ

 

ダンブルドアの俳優は何人でいつ変わった?初代や二代目など歴代紹介!として、アルバス・ダンブルドアを演じた俳優4人をみてきましたが、いかがだったでしょうか。

 

  • リチャード・ハリス
  • マイケル・ガンボン
  • トビー・レグボ
  • ジュード・ロウ

 

シリーズ物では日本の『男はつらいよ』シリーズにおける、“とら屋”のおいちゃん役の森川信が死去したことで、二代目のおいちゃんとして松村達雄が登板したことがありました。

『007』シリーズのジェームズ・ボンドのように主役が何代かに渡って変わるのは珍しいですが、『ハリー・ポッター』シリーズにおけるダンブルドアは脇役とはいえ、重要な役柄。

 

リチャード・ハリスの後任にクリストファー・リーやイアン・マッケラン、ピーター・オトゥールなどの名優たちも候補に挙がったといいますから、後任選びには骨が折れたことと思います。

それだけダンブルドアの占める位置は大きいといえますが、最新作は『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』ということで、ダンブルドアの注目度はますます高まりそうです。

 

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