ファンタスティックビーストに似てる映画5選!名作ファンタジーを紹介!

ファンタスティックビーストに似てる映画5選!名作ファンタジーを紹介!映画
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大ヒットの『ファンタスティックビースト』シリーズは第3作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が公開予定されています。

主人公のニュートを始め、ニュートとの関係が深まりそうなティナ、ジェイコブとクイニーの恋の行方など、ますますドラマチックな展開が期待されます。

 

児童文学を原作とした『ハリー・ポッター』が、やや子供向けであったのに対し、ファンタスティックビーストは大人向けのファンタジーといえます。

そんなファンタスティックビーストに似てる映画というのはあるのでしょうか。

今回はファンタスティックビーストに似てる映画ということで、独断と偏見、勝手な理屈をつけて5本の作品を選んでみました。

 

 

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ファンタスティックビーストに似てる映画5選!

 

ファンタスティックビーストに似てる映画ということで、いずれも見応えのある5本の作品をご紹介します。

 

  • マレフィセント
  • スノーホワイト
  • 赤ずきん
  • アリス・イン・ワンダーランド
  • パンズ・ラビリンス

 

それでは一作ずつみていきましょう。

 

マレフィセント

 

  • 作品名:マレフィセント
  • 公開年月日:2014年5月30日

 

ファンタスティックビーストに似てる映画として1つ目に挙げられる作品が、『マレフィセント』です。

よく知られた『眠れる森の美女』をベースに、その悪役である魔女マレフィセントを主人公とした物語。

 

元々はヨーロッパの古い民話であったものをフランスのシャルル・ペローやグリム兄弟が収集、グリム版では“いばら姫”として世に出ています。

1959年にウォルト・ディズニーが6年の歳月と600万ドルの巨費を投じて『眠れる森の美女』としてアニメーション映画化。

『マレフィセント』は『眠れる森の美女』では悪役であった魔女マレフィセントを主人公として、“真実の愛”とは何かを問いかけた作品です。

 

昔々、人間の王国と妖精の国が存在していました。

妖精の国は平和で、そこには翼を持つ愛らしい妖精の少女マレフィセントも住み、ある日、人間の王国からやって来た少年ステファンと森で出会い、二人は恋に落ちます。

二人は成長し、マレフィセントが16歳の誕生日にステファンは“真実の愛”のキスを送ります。

 

時は流れ、ヘンリー国王は妖精の国への侵略を開始しますが、強大な力を持つマレフィセントに率いられた妖精たちに歯が立たたず、マレフィセントを捕えた者を次期国王にすると宣言。

野心を秘めたステファンは恋人のマレフィセントに近づき、薬で眠らせて殺そうとしますが、どうしても出来ず、翼だけを切り取って国王の元へ。

ステファンの裏切りに気づいたマレフィセントは復讐の魔女へと変貌します。

 

ヘンリー国王の娘をきさきとして国王の座についたステファンに可愛い娘ローラが誕生します。

そして、その洗礼式の日、マレフィセントが現れ、「16歳の誕生日に糸車に指を刺されて死の眠りにつく」という呪いをかけます。

その呪いは“真実の愛のキス”でしか解くことができないと告げます。

 

狂気のようになったステファンは、三人の妖精をつけてオーロラを森の中の小屋へと隠し、国中の糸車を探し出して燃やします。

妖精たちに養育されて、美しい娘へと成長したオーロラはある日、マレフィセントに出会います。

しかしそれは、みんなが言うような恐い魔女ではなく、幼いころから自分を守っていてくれていた人だと気づき、一緒に暮らしたいと思うようになります。

 

よく知られた物語ですが、死の眠りについたオーロラは、最後には王子のキスを受けて呪いが解ける、という結末を変え、“真実の愛のキス”における逆転の発想が生んだ感動物語。

人気女優アンジェリーナ・ジョリーのマレフィセントも話題を呼んだファンタジー・ロマンで、美しい映像と迫力がもたらす世界観は『ファンタスティック・ビースト』にも通じると思います。

 

スノーホワイト

 

  • 作品名:スノーホワイト
  • 公開年月日:2012年6月1日

 

ファンタスティックビーストに似てる映画として2つ目に挙げられる作品が、『スノーホワイト』です。

こちらもよく知られたグリム童話『白雪姫』を原作としていますが、内容を大胆に変更。

白雪姫(スノーホワイト)を戦うプリンセスに設定、壮大なスペクタクル・ファンタジーとして現代によみがえりました。

 

マグナス王の一人娘として美しく成長したスノーホワイトでしたが、母のエレノアはやがて急死。

マグナス王は謎の黒い騎士団と戦闘を交え、敵軍に捕虜となっていた美しい女性ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)を助けて妻とします。

しかし、戦乱の中で男たちによってもてあそばれ、邪悪な魔力を持ったラヴェンナは、王国を乗っ取る野心からベッドの上でマグナス王を刺し殺してしまいます。

 

女王として君臨することになったラヴェンナは、スノー“スノーホワイト”(クリステン・スチュワート)を城の奥深くへ幽閉、忠実な弟のフィンと共に王国を支配、王国は暗黒の時代を迎えます。

美貌の衰えと魔力の衰退を感じ出したラヴェンナは、若い娘を捕えてはその精気を吸い取り、それはやがてスノーに及ぼうとします。

しかし隙を見て牢を逃げ出したスノーは誰もが恐れる“闇の森”へと逃げ込み、激怒したラヴェンナが追っ手を差し向ける中、森の中で七人の小人たちに出会い、難を逃れることになります。

 

物語は、ラヴェンナ率いる魔の軍団と、起死回生で立ち向かうスノーの王国軍との戦いへと発展。

ラヴェンナは滅び、スノーは女王として王国の再建にいたるクライマックスへと向かいます。

 

このドラマで興味深いのは、邪悪な女王として一面的にラヴェンナを描くのではなく、幼いころに弟と一緒に残飯をあさって成長し、男たちの道具として使われてきた憎しみの心を描いたことです。

それは上記の『マレフィセント』にも通じるもので、悪役であっても、その“悪”がどこからくるのか、そういったことをキチンと描いた素晴らしい脚本だと思います。

 

原題は『Snow White & the Huntsman(スノーホワイトと狩人)』。

闇の森へ逃げ込んだスノーを追う狩人エリック(クリス・ヘムズワース)との交流も描かれますが、安直なラブ・ロマンスへと向かわなかったところも好感が持てます。

童話をベースにしていながら、大人も楽しめるファンタジーになっているのは『ファンタスティック・ビースト』にも通じると思います。

 

赤ずきん

 

  • 作品名:赤ずきん
  • 公開年月日:2011年3月11日

 

ファンタスティックビーストに似てる映画として3つ目に挙げられる作品が、『赤ずきん』です。

グリム童話が続いてしまいました。

“本当は怖いグリム童話”などとも言われているように、初版のグリム童話集などを読んでみると、“白雪姫”なども、かなりおどろおどろしい話になっています。

 

映画『赤ずきん』もグリム童話を基本としつつ、狼男伝説を取り入れてホラーサスペンスといってもいいような、ダークファンタジーの世界が展開されます。

 

美しい娘ヴァレリー(アマンダ・サイフリッド)は鍛冶屋のヘンリー(マックス・アイアンズ)と婚約はしましたが、彼女が秘かに愛していたのは幼なじみのピーター(シャイロ・フェルナンデス)。

親が勝手に決めた婚約者のヘンリーと、愛するピーターとの間で揺れて悩むヴァレリーでしたが、そんな中、村では狼が出没し、ある夜、ヴァレリーの姉ルーシーが狼の犠牲になってしまいます。

狼退治のための自警団が結成され、狼を仕留めることに成功しますが、運悪くヘンリーの父親が犠牲になってしまいます。

 

狼を退治したことを喜ぶ村人の前に、魔物ハンターとして名高いソロモン神父(ゲーリー・オールドマン)が到着。

村人が退治したのは、ただの灰色狼で、本当の正体は人狼であることを告げたソロモンに対し村人は聞く耳を持ちません。

狼退治の祝宴が始まりますが、月が赤い血の色に変わる満月になると巨大な狼が現れ、村は惨劇の場と化します。

 

人狼の正体は何者なのか、疑心暗鬼が渦巻く村の中で、ヴァレリーの前に意外な人物が正体を現すことになります。

 

ミステリー色の濃いダークファンタジーで、そんなところもファンタスティック・ビーストに似ているように思います。

 

アリス・イン・ワンダーランド

 

  • 作品名:アリス・イン・ワンダーランド
  • 公開年月日:2010年3月5日

 

ファンタスティックビーストに似てる映画として4つ目に挙げられる作品が、『アリス・イン・ワンダーランド』です。

あまりにも有名なルイス・キャロルの児童文学『不思議の国のアリス』とその続編である『鏡の国のアリス』を映画化。

 

19歳になったアリス(ミア・ワシコウスカ)は、あるパーティーに出席します。

それはアリスの姉と母親が仕組んだアリスの婚約発表のパーティーで、そんなこととは知らないアリスはステージの上で貴族のヘイミッシュから求愛を受けます。

戸惑ったアリスはその場を逃げ出し、服を着た白ウサギを追いかける途中、木の根元にある穴から中へ落ちてしまいます。

 

赤の女王に支配され、奇妙な住人たちが暮らす不思議の国へ迷い込んだアリスは、預言の救世主アリスが現れたと住人たちに畏敬の念でみられますが、アリスにはなんのことか分かりません。

しかし冒険を続ける中で、自分が何者なのかをアリスは理解するようになります。

赤の女王の妹の白の女王や、帽子職人のハッターとも知り合ったアリスは、ヴォーパルの剣を手に入れ、赤の女王の支配を打ち破るため、怪物ジャバウォキーとの闘いに挑むことになります。

 

監督は『ビートルジュース』(1988年)、『バットマン』(1989年)、『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)のティム・バートンで、アリスが迷い込んだ不思議の世界を色彩豊かに描きました。

ハッターにティム・バートン作品の常連ジョニー・デップ、赤の女王にヘレナ・ボナム=カーター、白の女王にアン・ハサウェイなど俳優陣も豪華。

まさにファンタジー大作で、不思議な生き物たちが登場するのもファンタスティックビーストと共通するものがあります。

 

パンズ・ラビリンス

  • 作品名:パンズ・ラビリンス
  • 公開年月日:2006年10月6日

 

ファンタスティックビーストに似てる映画として5つ目に挙げられる作品が、『パンズ・ラビリンス』です。

 

1944年、フランコ政権下のスペイン。

内戦が続いた国内では山へ逃げ込んだゲリラ掃討のための部隊が置かれ、そこへ、身重の母親と娘のオフェリアが、部隊の指揮をるビダル大尉の元へやってきます。

感性の鋭いオフェリアは自分にまとわりつく妖精の存在に気づき、妖精たちに導かれるまま、大きな穴へと入り、そこでパンと名乗る怪物と出会います。

 

あなたは遥か昔に地下に存在した王国のモアナ王女の生まれ変わりだとオフェリアに告げるパンは、オフェリアに三つの試練を与えて王女としての力を試そうとします。

一方、母親の再婚相手であるビダル大尉はゲリラ掃討のためには手段を選ばない残忍な性格の持ち主で、捕えた農民の親子も情け容赦なく殺してしまいます。

ゲリラとの戦闘は激化、捕虜となったゲリラにも、ゲリラの本隊を探るためのビダルの残酷な拷問が待っています。

 

オフェリアの三つの試練は続きますが、最後にやってはいけないと言われていた約束をオフェリアが破ったことでパンは激怒。

オフェリアはパンから見捨てられてしまいます。

やがては母親が下腹部から大量の出血によって重体となりながらも出産をしてオフェリアの弟が産まれますが、母は死んでしまいます。

 

ビダルは妻の死など気にかけず、男子が産まれたことを喜びますが、オフェリアの行動に疑問を持つビダルはオフェリアを冷たくあしらいます。

そして、パンによる最後のチャンスを与えられたオフェリアはビダルの手から弟を奪い、パンに命じられた場所へと向かいますが…。

 

スペイン、メキシコ、アメリカによる合作で、リアリズムとファンタジーが見事に融合。

PG12指定の、かなり残酷な描写もある暗い内容なのですが、少女オフェリアを演じたスペインの新星イバナ・バケーロの可憐な魅力がすべてを相殺そうさいしています。

第79回アカデミー賞撮影賞、美術賞を始め、全米映画批評家協会賞、ニューヨーク映画批評家協会賞など、数々の賞に輝く秀作であり、切ないラストが胸に残る感動作です。

 

ダークファンタジーということではファンタスティック・ビーストと共通する、…かも。

 

 

 

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まとめ

 

ファンタスティックビーストに似てる映画5選!名作ファンタジーを紹介! ということで、独断と偏見、勝手なこじつけで5作品をみてきましたが、いかがだったでしょうか。

 

  • マレフィセント
  • スノーホワイト
  • 赤ずきん
  • アリス・イン・ワンダーランド
  • パンズ・ラビリンス

 

グリム童話やルイス・キャロルの児童文学を原作とした作品が多くなってしまったのも、ファンタジーとしての特徴からくるものなのでしょう。

さらにファンタジーとしても陰影を持つ、いわば大人が見ても楽しめる作品として『ファンタスティック・ビースト』が位置付けられているところから、上記の作品を選んでみました。

特に『パンズ・ラビリンス』はPG12指定ということで、あきらかに子ども向けではありませんが、ファンタジーとしてよく出来ており、5つの作品の中に加えました。

 

どの作品も原作はよく知られたものばかりですが、原作を離れ、映画の世界にひたってみるのもいいのではないかと思います。