ジュードロウの演技力が評判の映画5選!代表作を詳しく紹介!

ジュードロウの演技力が評判の映画5選!代表作を詳しく紹介!映画
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1999年の『リプリー』で大富豪の息子ディッキー・グリーンリーフを演じてアカデミー賞助演男優賞にノミネート。

その後はスティーヴン・スピルバーグ監督の『A.I.』(2001年)、アンソニー・ミンゲラ監督の『コールド マウンテン』(2003年)では主演男優賞にノミネート。

いずれも受賞には至りませんでしたが、演技派として着実に実力を伸ばしているジュードロウ。

 

50代の円熟期を迎えて演技力に一段と磨きがかかりますが、これまでの出演映画におけるジュードロウの代表作としてどのような作品があるのでしょうか。。

端正な容姿と演技力で、活躍がますます期待されるジュードロウの出演した映画の代表作5本を選んでみました。

 

 

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ジュードロウの演技力が評判の映画5選!代表作を詳しく紹介!

 

ジュードロウの演技力が際立っていると思われる作品5つを以下に挙げてみました。

 

  • リプリー
  • A.I.
  • ロード・トゥ・パーディション
  • コールド マウンテン
  • 不都合な理想の夫婦

 

それでは順を追って一作ずつみていきましょう。

 

リプリー

 

  • 作品名:リプリー
  • 公開年月日:1995年12月25日

 

ジュードロウの演技力が評判の映画として1つ目に挙げられる作品が、『リプリー』です。

名作『太陽がいっぱい』(1960年)をアンソニー・ミンゲラ監督、マット・デイモン主演でリメイク。

かつてモーリス・ロネが貫禄タップリに演じた役を、ジュード・ロウが金持ちの息子らしく傲慢でありながらも清新に演じてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされています。

 

1950年代に入ったアメリカ・ニューヨーク。

孤独な青年トム・リプリー(マット・デイモン)は、アルバイトのピアノ弾きとして出向いたパーティーでプリンストン大学の卒業生と間違われます。

同じプリンストン大学の卒業生を息子に持つ大富豪のハーバート・グリーンリーフと知り合いになったトムは、イタリアへ行ったきりで戻ってこない息子のディッキーを連れ戻すよう頼まれます。

 

浜辺で恋人のマージ(グウィネス・パルトロー)と日光浴を楽しむディッキーを見つけたトムは、偶然を装って近づき、プリンストン大学の話題などを持ち出してディッキーと親しくなります。

ジャズに精通するディッキーは、トムをクラブなどに連れまわり、身勝手ではあっても、どこか優雅で魅力的なディッキーにトムは惹かれていきます。

ディッキーに対するトムの気持ちは同性愛的なものへと変わりますが、陽光きらめくボートの上でディッキーに軽蔑の言葉を投げつけられたトムは、逆上してディッキーを殺してしまいます。

 

傲慢で身勝手ではあっても魅力的なディッキー・グリーンリーフを、ジュード・ロウは軽快でファッショナブルに演じてアカデミー賞助演男優賞にノミネート。

受賞はなりませんでしたが、ジュード・ロウの名前を高め、美男俳優としてだけでなく、実力を持った演技派へと飛躍させることになった作品でした。

 

A.I.

 

  • 作品名:A.I.
  • 公開年月日:2001年6月29日

 

ジュードロウの演技力が評判の映画として2つ目に挙げられる作品が、『A.I.』です。

鬼才スタンリー・キューブリックが原案を練り、監督も担当するはずだったのが死去したため、スティーヴン・スピルバーグへとバトンタッチされた作品。

 

地球温暖化が進み、海面上昇が深刻さを増す近未来。

子どもを持つことが厳しく制限された世界で、人間を愛し、希望を持つことのできる少年型ロボット、デイビッドが開発されます。

デイビッドを作った会社に勤めるヘンリーと妻のモニカの息子マーティンは不治の病で冷凍睡眠しており、デイビッドはヘンリー夫婦の元で試験的に息子として育てられることになります。

 

母親としてモニカを愛するようになったデイビッドでしたが、実の息子のマーティンが奇跡的に快復。

マーティンが復帰した家庭ではいたずらや事故が続き、その原因がデイビッドにあると勘違いしたヘンリーはデイビッドを廃棄しようとしますが、モニカはデイビッドを森の中へと逃がします。

森の中でさまようデイビッドは、殺人のぎぬを着せられて逃亡しているジゴロ・ロボットのジョーと知り合い、二人は逃亡を始めます。

 

『シックス・センス』(1999年)で天才子役として人気の絶頂にあったハーレイ・ジョエル・オスメントの主演で話題になった作品。

スピルバーグが監督したことで、ややファンタジー的な映画になってしまいましたが、人工知能の愛情をテーマとした深い内容を持つ作品であると同時に、その怖さも描き出しました。

ジゴロ・ロボットを演じたジュード・ロウは、デイビッドに寄り添う、控え目ながらも大きな愛情を感じさせる演技で、ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされています。

 

ロード・トゥ・パーディション

 

  • 作品名:ロード・トゥ・パーディション
  • 公開年月日:2002年7月12日

 

ジュードロウの演技力が評判の映画として3つ目に挙げられる作品が、『ロード・トゥ・パーディション』です。

『アメリカン・ビューティー』(1999年)のサム・メンデス監督による“子連れ狼”を題材とした作品で、第75回アカデミー賞には助演男優賞、撮影賞など6部門がノミネート。

受賞はコンラッド・L・ホールの撮影賞のみにとどまりましたが、マフィアの世界での親子の絆などを重厚かつ抒情的に描きました。

 

1931年、アメリカ・イリノイ州ロックアイランド。

妻と二人の息子と静かに暮らすマイケル・サリヴァン(トム・ハンクス)は、マフィアの殺し屋という隠された顔を持っていました。

 

一方、マフィアのボス、ジョン・ルーニー(ポール・ニューマン)はマイケルをわが子同様に扱っていましたが、実の息子であるコナー(ダニエル・クレイグ)には愛情を注ぐことができません。

そんな父を快く思っていないコナーは、ある夜、組織のいざこざから幹部を射殺。

その事件の影響はマイケル・サリヴァン一家にも及び、コナーの差し金で妻と次男を殺されたマイケルは、運よく助かった息子のマイクと共に逃亡の旅に出ます。

 

殺伐としたマフィアの世界の話でありながら、コンラッド・L・ホールが最晩年の円熟味を発揮した撮影は見事な抒情性を醸し出して、香り高い映像美を生み出しています。

 

主演のトム・ハンクスの寡黙な存在感や、助演男優賞候補のポール・ニューマンの陰に隠れてしまいましたが、マイケルを追う殺し屋を演じたジュード・ロウは強い印象を残しました。

それまでの観客受けのする演技を捨て、前髪を剃ったのか、あるいは自然の剃り込みが入ったのかは判りませんが、美男であることを拒否するような薄気味の悪い顔。

死体を撮るのが趣味で、いつも大型のカメラと三脚を持ち歩く不気味な殺し屋を演じたジュード・ロウは、演技派としての大きな挑戦を始めたように感じました。

 

コールド マウンテン

 

  • 作品名:コールド マウンテン
  • 公開年月日:2003年12月25日

 

ジュードロウの演技力が評判の映画として4つ目に挙げられる作品が、『コールド マウンテン』です。

『リプリー』から再び組んだアンソニー・ミンゲラ監督による南北戦争を背景としたロマン大作。

 

大工のインマンは愛する女性エイダを残し、戦場へとおもむきますが、残されたエイダは父を亡くし、牧場の経営を一手に担うことになります。

しかし、お嬢様育ちのエイダに牧場の経営はできず、ギリギリのやりくりの中でなんとか生活を送り、インマンに宛てて、戦争をやめて帰ってきてくれるよう、手紙を送ります。

戦場でエイダからの手紙を読んだインマンは脱走を企て、故郷のコールド マウンテンを目指す旅を始めます。

 

一方、エイダの元に風変わりな女性ルビーが現れ、牧場の経営を手助けすることになります。

 

はるかな旅に出たインマンは、出会った牧師と行動を共にしますが、苦難の中でインマンは一人となり、ようやくコールド マウンテンにたどり着いたインマンには思わぬ悲劇が待っていました。

 

ヒロインのエイダにニコール・キッドマン、牧場を助けるルビーにレネー・ゼルウィガー、その他ナタリー・ポートマン、ドナルド・サザーランドとキャストも豪華。

レネー・ゼルウィガーがアカデミー賞助演女優賞受賞の他、数々の賞にノミネートされた秀作で、ジュード・ロウは主演男優賞にノミネートされています。

ここでも受賞は逃していますが、数々の苦難に遭いながらも自分を見失わず、愛する女性ひとのもとへと道を進むインマンの姿は胸に迫るものがあります。

 

不都合な理想の夫婦

 

  • 作品名:不都合な理想の夫婦
  • 公開年月日:2020年9月18日

 

ジュードロウの演技力が評判の映画として5つ目に挙げられる作品が、『不都合な理想の夫婦』です。

原題は『The Nest』、直訳すれば“巣”ということなので、人間社会における“家庭”のことを指すのではないかと思います。

“不都合な理想の夫婦”とは持って回った題名で、ビル・クリントン政権のときの副大統領だったアル・ゴアの『不都合な真実』が世に出てから、“不都合な~”という言葉がやたらと出回りました。

 

ウィル・スミス主演の『幸せのちから』(2006年)が大ヒットしてからは、“~のチカラ”という言葉が伝染病のように蔓延まんえんしてますし、言葉はいったん流行はやり出すと、意味もなく広がるものです。

 

それはそれとして、『不都合な理想の夫婦』は人もうらやむ家庭の崩壊を描いたスリラーで、男優賞には至らなかったものの、人間的な欲望やずるさを体現するジュード・ロウの演技は見もの。

 

1988年、アメリカ・ニューヨーク。

貿易商を営むローリー・オハラは妻と、娘と息子の二人の子どもに囲まれ、幸せな暮らしをしていましたが、野心家の彼は母国イギリスでの、さらなる成功を夢見てロンドンへと移住をします。

4人で暮らすには広すぎるくらいの豪邸を借りてロンドンでの生活が始まりますが、アメリカ生まれの妻のアリソンはイギリスでの生活は馴染めません。

 

ローリーは商社への復帰が決まり、息子は名門校への編入が決まるなど、順風満帆ともいえる中で、新生活のために用意しておいた貯金が底をついていることをアリソンは知ります。

豪邸を借りるなどのローリーの派手な出費によって金が無くなったことに気付いたアリソンは生活費の不安に直面。

亀裂の入った夫婦の関係は、やがて家庭の崩壊へと突き進んでいくことになります。

 

40代の後半に達したジュード・ロウは、野心におぼれ、虚栄心に満ちたローリー・オハラを名演技で披露。

年齢とともに円熟味が加わったジュード・ロウは必見。

 

 

 

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まとめ

 

ジュードロウの演技力が評判の映画5選!代表作を詳しく紹介! として5本の作品を見てきましたが、いかがだったでしょうか。

 

  • リプリー
  • A.I.
  • ロード・トゥ・パーディション
  • コールド マウンテン
  • 不都合な理想の夫婦

 

ジュード・ロウの代表作としては、上記の他に、個人的に好きな『スターリングラード』(2001年)などがありますが、演技という点では上記の5作が順当かなと思いました。

『ロード・トゥ・パーディション』は、それまでのジュード・ロウを見慣れたファンからすると期待外れの面はあったと思いますが、演技力としてはかなり貴重な作品だと思います。

50代を迎え、その演技にますます磨きのかかるジュード・ロウに注目していきましょう。