君の名は。の伝えたいことを考察!作品の意図や意味を解説!

君の名は。の伝えたいことを考察!作品の意図や意味を解説!映画
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新海誠監督作品のアニメ映画『君の名は。』

 

縁もゆかりもない土地に住んでいる高校生の三葉と瀧が入れ替わってしまうのが本作のあらすじ。

ある日を境に入れ替わりが途絶え、瀧は三葉に会いにいくことを決意しますが、そこには衝撃の事実がありました…。

 

入れ替わりという非現実的な現象を題材にしながらも、どこかリアリティのある世界観と感動のストーリーで多くの人を魅了した名作です。

 

そんな『君の名は。』ですが、作品を通して伝えたいことは一体何だったのでしょうか?

この記事では、『君の名は。』の伝えたいことを考察し、作品の意図や意味を解説していきます

 

君の名は。の伝えたいことを考察

 

『君の名は。』の伝えたいことを5つ考察してしみました。

 

  • 運命は決まっていても変えられる
  • 努力が希望に繋がる
  • 人と人との出会いは必然
  • 何かを探し続けることへのノスタルジー
  • 大災害を風化させない

 

『君の名は。』の伝えたいことについて、詳しく解説していきます!

 

運命は決まっていても変えられる

 

『君の名は。』の伝えたいこと1つ目は、運命は決まっていても変えられるです。

 

高校生の三葉と瀧は全く面識がないにもかかわらず、ある時から互いが入れ替わっていることに気がつきます。

入れ替わりが途絶えたことから瀧は三葉に会いに行きますが、三葉の住む糸守町は彗星の衝突で消えてしまったという衝撃の事実が待ち受けていました。

 

瀧は過去の三葉と入れ替わっていることに気がつき、彼女を助けるために奮闘しますよね。

しかし、糸守町に起きる天災自体は止めることができません。

つまり、運命というものは決まっているということが描かれているのです。

 

それでもラストに瀧は三葉に会うことができました。

それは、瀧が運命を変えるために行動を起こした結果です。

 

『君の名は。』が伝えたいのは、運命は決まっているが、行動次第で変えることができる、ということなのではないでしょうか?

 

努力が希望に繋がる

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『君の名は。』の伝えたいこと2つ目は、努力が希望に繋がるです。

 

『君の名は。』には「結び」という印象的な言葉が登場します。

強く想いを込め、何度も何度も繰り返し記憶に留めること、そして前向きに未来を想うことを「結び」と呼んでいるのです。

 

まるで「結び」という言葉を体現するように、惹かれ合った三葉と瀧は互いのことを強く思い続け、天災によって一度は途切れた絆を再現させました

 

大切に想うものを繰り返し記憶に留める努力をすることが、前向きな未来に結びついていく

『君の名は。』はそんなメッセージを伝えたいのだと思います。

 

人と人との出会いは必然

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『君の名は。』の伝えたいこと3つ目は、人と人との出会いは必然です。

 

『君の名は。』では縁もゆかりもない土地の高校生が入れ替わるという非日常的なストーリーが展開します。

この入れ替わりの意味は何だったのか疑問に思う方も多いのでは?

 

作中で入れ替わりの原因が明かされることはありませんでした。

しかし、この入れ替わりは「人と人との出会いの必然性」を描くために必要な設定だったのではないでしょうか?

 

物語のラストで三葉と瀧は実際に対面を果たしますよね。

つまり、出会うべき人とは必ずどこかで繋がっていて、自然と出会う運命に導かれていく、ということを伝えたいのだと考察できます。

 

何かを探し続けることへのノスタルジー

 

『君の名は。』の伝えたいこと4つ目は、何かを探し続けることへのノスタルジーです。

 

『君の名は。』で登場する2人の主人公・三葉と瀧は、遠く離れた地に住んでいながら入れ替わりを経験したことで、ずっと互いのことを探し求める関係性になりますよね。

 

自分の中にある大切な何かを探し続けている、という感覚は、誰もが持っているものなのではないでしょうか?

 

その満たされることのない感覚を、過去と未来という時間感覚を交えてわざとノスタルジーに描いているのが『君の名は。』の意図なのではないかと思います。

 

探し物が見つかりそうで手が届かない、そんなもどかしさとノスタルジックな空気感が作品の中に漂っているように感じられます。

 

大災害を風化させない

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『君の名は。』の伝えたいこと5つ目は、大災害を風化させないです。

 

『君の名は。』の作中で、1,000年に1度の彗星がもたらす天災が起こり、三葉の住む糸守町が崩壊してしまうシーンがありましたね。

 

また彗星の天災より以前に、繭五郎の大火が起こっており、糸守町にあった舞や組紐の文様は意味合いを失ってしまったという描写もありました。

 

しかしこのような天災に対し三葉のおばあちゃんは、「伝統の意味は消えても、形は消してはいけない」と語っていましたね。

 

つまり、天災があってもそれを風化させず、自分達が語り継いでいかなくてはいけない、というのが『君の名は。』が伝えたいことだったのではないでしょうか?

 

まとめ

 

以上、今回は『君の名は。』の伝えたいことを考察するというテーマでまとめてみました。

最後にもう一度、『君の名は。』の伝えたいことを5つをおさらいしましょう。

 

  • 運命は決まっていても変えられる
  • 努力が希望に繋がる
  • 人と人との出会いは必然
  • 何かを探し続けることへのノスタルジー
  • 大災害を風化させない

 

こうして伝えたいことをまとめてみると、『君の名は。』は「時間」と「人と人との繋がり」に重点を置いた作品だということがわかりました。

 

誰かや何かを強く想い続けることが希望に繋がり、ひいては運命をも変えられる、というのが『君の名は。』が一番伝えたいメッセージだったのではないでしょうか?

 

『君の名は。』は観るごとに伝えたいことへの理解が深まっていく作品です。

何度も作品を鑑賞して、自分なりにこの映画が伝えたいメッセージを考えてみてもいいですね。

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