今シーズンも、NBAオールスター・ライジングスターズのワールドチームに選出された八村塁。
1年目と2年目の選手からわずか10名しか選ばれないNBAオールスター・ライジングスターズに今シーズンも名を連ねるとは、いかに八村塁が期待されているかが見て取れます。
そんな八村塁ですが、一体何が凄いと評価を受けているのでしょうか。
また、八村塁の得意なことやプレーの特徴も気になるところ。
ということで今回は、八村塁は何が凄いのか、得意なことやプレーの特徴についても徹底解剖していきます。
八村塁の得意なことやプレーの特徴とは?
バスケットボールの最高峰であるNBAでも高い評価を受けている八村塁ですが、得意なことやプレーの特徴について気になりますよね。
八村塁の得意なことやプレーの特徴は、以下の通りです!
- ずば抜けた得点力
- フィジカルを生かしたディフェンス
- バスケットボールIQの高さ
では、それぞれ詳しくご紹介していきましょう。
ずば抜けた得点力
八村塁は、インサイドからでもアウトサイドからでもシュートを決めることができます。
シュートタッチが良く、どんな状況下でも得点することができるのは八村塁の最大の強みでしょう。
ディフェンスの隙を見逃さずに、素早くシュートフォームへ持ち込める俊敏さを持ち合わせています。
八村塁の得点力の高さは、明星高校時代から才能を開花させており、1試合の平均得点が20点を超えることも多く見られました。
NBA入りした今ではさらなる成長を見せ、1試合の平均得点が20点台後半に乗ることも増えています。
フィジカルを生かしたディフェンス
八村塁は身長203cm、体重104kgという恵まれた体格を最大限に活かした、ディフェンスも得意としています。
昨シーズンは八村塁のみならず、ワシントン・ウィザーズとしての課題とされたディフェンス面でしたが、今シーズンはきっちりと修正してみせました。
八村塁はフィジカルの強さとジャンプ力を活かしたリバウンドやブロックで、幾度もチームのピンチを救っています。
ケヴィン・デュラントやカワイ・レナード、レブロン・ジェームズというスター選手を相手にしても、引けを取らないディフェンスでプレッシャーを与え続けました。
そんな八村塁に対し、チームメイトのラッセル・ウェストブルックも「よくやっている」と称賛しています。
バスケットボールIQの高さ
八村塁は、状況判断などのバスケットボールIQが高い選手と言えるでしょう。
特に八村塁のバスケットボールIQの高さが光るのが、自身が得意とする中に切れ込むカッティング。
カッティングでは迂闊に決めようとすれば味方の邪魔をしかねないので、味方の動きを見極めて適切に動く必要があります。
この判断をコンマ何秒で行っているのですから、八村塁がいかにバスケットボールIQが高いのかわかりますね。
八村塁のバスケットボールIQの高さについては、NBA内でも称賛の声が多く上がっています。
NBAトッププレーヤーのステフィン・カリーや、カリーの父でホーネッツの解説を務めるデル・カリーからは、身体能力だけに頼らない八村塁の判断力の高さについても高い評価を受けています。
八村塁は何が凄い?
日本の歴史を塗り替えただけでなく、NBAでも高い評価を受ける八村塁は一体何が凄いのでしょうか。
八村塁が凄いと言われる主な理由は、以下の通り。
- 全米3位のゴンザガ大で主力選手へ
- NBAドラフト1巡目(全体9位)指名
- 年棒(年収)
- ジョーダンブランドと契約
では、それぞれ詳しくご紹介していきましょう。
全米3位のゴンザガ大で主力選手へ
明成高校を卒業した八村塁が進学を決めたのは、全米でも強豪校で知られるゴンザガ大でした。
ゴンザガ大は全米のバスケットボールチーム3位の強豪校であり、言葉の壁を抱える1年生の八村塁に目立った出番は回ってきませんでした。
しかし、2年生になった八村塁は頭角を表し始め、3年生になるとチームのエースを務めるなどめざましく成長を遂げます。
NCAAトーナメントでは、チームをエリート8(ベスト8)まで導き、その活躍を認められた八村塁は大会MVPにも選出されました。
さらに、八村塁の活躍はゴンザガ大でも高い評価を受け、大学ナンバーワンのSF(スモールフォワード)に送られる”ジュリアス・アービング賞”を受賞しました。
全米でも強豪のゴンザガ大からスカウトを受けて入学し、言葉の壁を抱えながらも強豪校のエースとして輝かしい活躍を見せたことこそ、八村塁が凄いと評価される要因のひとつでしょう。
NBAドラフト1巡目(全体9位)指名
I’m a Wizard now!! #DCFamily pic.twitter.com/C4TsYQKDR7
— Rui “Louis” Hachimura 八村 塁 (@rui_8mura) June 21, 2019
2019年NBAドラフト会議にて、八村塁はワシントン・ウィザーズから1巡目指名を受けました。
日本人が1巡目指名されたことは史上初のことで、八村塁の1巡目(全体9位)指名は歴史的快挙となりました。
ちなみに、ドラフト2巡目指名だと出場機会に恵まれなかったり、トレードされることも多いため、全体9位で指名を受けてスタメンを務める八村塁がいかに凄いかがわかりますよね。
年棒(年収)
八村塁はドラフト1巡目指名を受けたルーキー契約のため、2年目までは無条件で年棒金額が支払われる契約が保証されています。
その金額はなんと、約3億円〜約5億1467万円です。
※(1ドル105円換算)
さらに、八村塁は複数のスポンサーと契約をしているので、年棒とは別にスポンサー収入もあります。
2021年3月現在、八村塁がスポンサー契約を結んでいるのは9社。
1社ごとの詳しい内訳などは公表されていませんが、アメリカの経済誌フォーブスが予想した八村塁のスポンサー年収は、なんと推計で約11億円です。
これら全てを合計した八村塁の年棒(年収)は、約16億1467万円です。
八村塁の年棒の詳細については、こちらの記事をご覧ください。
>>八村塁の年俸2021(2年目)は何万ドル?日本円にするといくら?
ジョーダンブランドと契約
八村塁が成し遂げた日本人初の快挙は、NBAドラフト1巡目だけではなく、”ジョーダンブランド”との契約もです。
少数精鋭で知られるジョーダンブランドですが、これまでに引退した選手を含めてもジョーダンファミリーになったのはわずか30名ほどしかいません。
そのため、60名が選ばれるNBAドラフトよりも、ジョーダンファミリーに加わる方がはるかに狭き門とも言えるでしょう。
そのうえ、八村塁はマイケル・ジョーダン直々にファミリーに誘われており、いかに彼がNBAで注目されているかがわかりますね!
八村塁とジョーダンブランド大契約についての詳細や海外の反応については、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
さて今回は、八村塁は何が凄いのか、得意なことやプレーの特徴などについてもまとめてみました。
八村塁の得意なことやプレーの特徴は、以下の3つが挙げられます。
- ずば抜けた得点力
- フィジカルを生かしたディフェンス
- バスケットボールIQの高さ
八村塁の何が凄いのかについては、以下の4つが挙げられます。
- 全米3位のゴンザガ大で主力選手を務める
- NBAドラフト1巡目(全体9位)指名
- 約16億円にも上る年棒(年収)
- 僅か30名しかいない”ジョーダンブランド”と契約
こうして見てみると、いかに八村塁が成し遂げたことが凄いことなのかがよくわかります。
NBAトッププレイヤーからも高評価を受けるどころか、将来までも有望視されている八村塁から目が離せませんね!