2018年公開の映画、『ボヘミアン・ラプソディ』。
第76回ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞を受賞し、日本でも社会現象とも呼べるほどの大ヒットを記録したこの映画ですが、一部では、「良さが分からない」との声もあるようです。
そのような意見もある中で、どのような点が評価されているのか、何が面白いのか、気になるところですよね。
そこで今回は、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の良さが分からないという声を踏まえ、何が面白いのか紹介してみたいと思います!
ボヘミアンラプソディの映画は何が面白い?5つのポイント
「ボヘミアン・ラプソディ」QUEENのボーカル、フレディ・マーキュリーの生涯を描いた伝記的映画。イギリスに暮らすインド人で、ゾロアスター教徒の家に生まれた、バイセクシャル。どこにも居場所がないボヘミアン(放浪者)の孤独を描く。心情は歌で伝えるミュージカル仕掛け。ラストのライブは圧巻! pic.twitter.com/x2RD8bBwLX
— ニモ@140文字映画レビュー (@nemo140review) May 27, 2021
まず、『ボヘミアン・ラプソディ』はイギリスの伝説的ロックバンド“Queen”のボーカル、フレディーマーキュリーの人生を描いた伝記映画です。
世界的ヒットとなった名曲の誕生秘話やバンド活動、その中での苦悩などが非常に事細かに描かれたこの作品ですが、その魅力について、何が面白いのか、5つのポイントでまとめてみました。
詳しい項目はこちらです。
- ライブ・演奏シーンのリアリティと迫力
- フレディの成長と変化
- バンドメンバー・スタッフのキャラクター性と絆
- セリフやアクション
- 衣装・ヘアメイクが可愛い!
ポイント①:ライブ・演奏シーンのリアリティと迫力
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劇場では見られなかったあの熱狂シーンが、あなたの自宅で完全復活
#フレディ・マーキュリー#BS日テレhttps://t.co/ckOl4SJkRe— スクリーン・オンライン(SCREEN) (@screenonline) May 24, 2021
まず、この映画はなんといっても音楽に関する内容なので、演奏やライブシーンが非常に多く登場します。
私はその、ライブ・演奏シーンのリアリティと迫力こそ、この映画の最大の魅力なのではないかと思います。
作品のメイキング映像では、芸中の演奏シーンに関して “Queen”メンバー、ブライアンを演じたグウィリム・リーは「全員が死に物狂いで楽器を習得した」と語っています。
ロジャーを演じたベンハーディは、ドラムを一日10時間練習していたとも話していました。
確かに、演奏シーンは、明らかに弾けないことが丸出しの作品も多い中、メンバー全員が本当にプレイヤーであるかのような動きを見せていましたよね。
これには、舞台裏の特別なレクチャーも功を奏していたようです!
なんとメンバーの演奏は、実際に”Queen”のメンバー、ブライアンとロジャー、ご本人方が直々にプレイスタイルを、俳優陣へ伝授していたそうです!
これには、あのリアリティも納得ですよね。
また映画のラスト、ライブエイドのシーンは圧倒される迫力で、印象に残っている方も多いのではないでしょうか?
約72000人を前に行われた伝説のライブを再現したあのシーンですが、実はあの観客は、全てCGだそうです!
公開当時からこの撮影方法が話題となっていましたが、映画の肝となる重要なこのシーンがまさかCGとは、驚きですよね。
音楽映画としての見応えを作る、演奏やライブシーンのリアリティと迫力の凄さは、やはりこの映画の最大の魅力なのではないでしょうか?
ポイント②:フレディの成長と変化
今日はずっーと見たかったボヘミアン・ラプソディ!
フレディの生き様。クイーンの絆に心動かされた。
クイーンは最強。 pic.twitter.com/WW0Z8bx2nc
— SHUNTA (仮) (@techi_rei_inori) May 5, 2020
この映画の魅力2つ目は、ストーリーで描かれているフレディの成長と変化にあるのではないでしょうか。
まずこの映画は、音楽映画であり伝記映画ですので、”Queen”の活動に準えて名曲誕生の瞬間や、バンドがスターへと成り上がる様を事細かに描いており、それだけでも大変見応えのある、ファン必見の作品です。
ですがこの作品はそれに留まらず、バンドの活動とともに変化していくフレディの様も、非常に繊細に描かれています。
作中では、フレディが常に感じていた孤独や、血縁関係を持つ“家族”、仲間としての“家族”、愛するものとの“家族”、というように家族についてが非常に大きなテーマとなっています。
そのテーマをもとに、劇中ではフレディを取り巻く人物との関係の中で、彼の変化してゆく姿が繊細に描かれています。
バンド活動下のフレディの変化、そしてソロ活動を経て、成長してゆく姿には、胸を打たれるばかりです。
映画は元来、“人が普段見ることのできない世界を体感させる芸術”として発展したものですが、この『ボヘミアン・ラプソディ』は、それをバンドの舞台裏、そしてフレディの人間性という両面から叶えてくれる、素晴らしい作品です。
ポイント③:バンドメンバー・スタッフのキャラクター性と絆がスゴい
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この映画の魅力3つ目は、バンドメンバー・スタッフのキャラクター性と絆にあるのではないでしょうか?
作中には、”Queen”のフレディ・マーキュリーを中心として、その他メンバー、そしてバンドのスタッフが登場します。
私は、その登場人物たちの非常に個性豊かで魅力的なキャラクター、さらにフレディを支える姿勢と”Queen”を想う絆にも、この映画に引き込まれる魅力があると感じます。
まず、”Queen”のメンバーから見ると、フレディの他、大人でまとめ役のブライアン、冒頭から“女殺しのロジャー”と紹介されていた、茶目っ気が溢れ終始かっこ良すぎるロジャー、そして穏やかなジョン、とそれぞれのキャラクターに個性があり、それぞれが引き込まれる魅力に溢れています。
もはや「混ざりたい!」と思ってしまうほどです!
またバンドスタッフのリード、マイアミも、要所要所で常に”Queen”の味方であるという姿勢を崩さずにいます。
そしてそんなフレディを取り囲むキャラクターたちは、常にフレディを支え、コミカルに衝突をしながらも、強く前身を続けていき、作品終盤には、それぞれがフレディーを受け入れてゆく、感動的シーンも描かれていました。
多様なキャラクターたちが、個性がありながらも同じ方向を向いて進んでゆく様は、どのキャラクターに注目してみても、同じように絆を感じ、刺さる魅力となり、この映画の味を深めているのではないでしょうか?
ポイント④:セリフやアクション
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窓に石を投げつけた後の、4人のそれぞれの表情。
フレディ、めっちゃ怒ってる💢
ロジャー、やんちゃな子供みたいな表情(笑)
石を投げたのは・・・
きっと、フレディ pic.twitter.com/2MXou0DB4r— yellow rose 417 (@417_yellow) May 27, 2021
4つ目に紹介するこの映画の魅力は、劇中のセリフとアクションです。
この作品の劇中には、非常にコミカルなセリフや、エキセントリックなアクションが多く登場します。
印象的なもので言えば、そりの合わないプロデューサーへレコードを投げつけたり、書類でタバコを消したり、ガラスを割ってしまったり…と、当時の”Queen”の強気でファンキーな様が、エキセントリックに再現されています。
また、ライブシーンでのフレディマーキュリー独特の動きや、その他メンバーを“ダーリン”と呼ぶ姿も印象的でした。
この映画は伝記映画ですので、おそらく大半は”Queen”実際の出来事をもとに構成されていると予想しますが、具体的なセリフの口調やアクションなども再現されているとしたら、かなりファンキーな”Queen”を体感できる、ファン必見のポイントなのではないでしょうか?
こちらでもまとめましたが、こういったことを考えると字幕で視聴した方が楽しめそうですね!
>>ボヘミアンラプソディは吹き替えと字幕のどっちがおすすめ?
ポイント⑤:衣装・ヘアメイクが可愛い!
ボヘミアンラプソディ予告だけでテンションあがる😂 pic.twitter.com/rthubFqHjR
— ただのOLゆき (@QQQ_riina) May 21, 2021
5つ目に紹介するこの映画の魅力は、印象的な衣装・ヘアメイクについてです。
この映画は、”Queen”が活躍していた当時が舞台となっており、そのファッションも70年代の流行を取り入れており、バンドメンバーもロックテイストの強いウルフヘアと、ただ眺めているだけでもすごく印象的で、可愛いものばかりですよね。
そんな作中に登場するファッションアイテムですが、実はその一部は“本物”で、実際にブライアンとロジャーのクローゼットから借りたものだったそうです。
メンバーお二人の”Queen”、そして映画への思いが感じられる、素敵なエピソードですよね!
また、この映画において衣装は見栄え以外にも大きな役割をになっているようです。
劇中、前半でフレディはパフォーマーとして、派手な衣装でステージに上がることが多いですが、後半、自身のセクシャリティが形を帯び、それを受け入れてゆくのに伴って、そのヘアスタイルや衣装はよりシンプルなものへと変化しています。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』とても良かった。もうQUEENじゃん の再現感 素晴らしい UKロックはカッコイイ。 金曜ロードショーで6月4日放送しますので興味ある方は是非 pic.twitter.com/9vs2armPj5
— ピピン (@PipinKm70) May 25, 2021
衣装を飾りとしてではなく、実際のフレディの内面と外見の変化を忠実に再現するための手段とした表現は、素晴らしいものですよね。
このように、劇中に登場する衣装は舞台裏のエピソード含め、大きな意味を含んだものなのです。
まとめ
⚜『X-MEN』シリーズのブライアン・シンガー監督が手がけたミュージック・エンターテインメント『ボヘミアン・ラプソディ』
クイーンのメンバーが製作に名を連ね、最高のカリスマであるフレディ・マーキュリーの真実を完全映画化🎤
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— 映画『ボヘミアン・ラプソディ』公式 (@BohemianMovieJp) May 5, 2019
以上、映画『ボヘミアン・ラプソディ』は何が面白いのか、まとめてみましたがいかがだったでしょうか?
紹介したこの作品の魅力5つはこちらです。
- ライブ・演奏シーンのリアリティと迫力
- フレディの成長と変化
- バンドメンバー・スタッフのキャラクター性と絆
- セリフやアクション
- 衣装・ヘアメイクが可愛い!
今回紹介したのは上記項目ですが、このほかにもこの作品には魅力がたっぷりです!
「良さが分からない」という声もあるこの作品ですが、改めて見返すと、新たなる魅力に気付かされるかもしれません!
実際に視聴してみて「面白くない」と感じてしまった人は、なぜそう感じてしまうのかをこちらでまとめています。