ホームアローンの伝えたいことを考察!作品の意図や意味を解説!

ホームアローンの伝えたいこととは?作品の意図や意味を徹底考察!ホームアローン

8歳の少年が空き巣狙いの二人組を撃退する大ヒットコメディ『ホームアローン』。

家族からのけ者にされながらも孤軍奮闘する少年ケヴィンの姿が話題となって、今なお新鮮さを失わない魅力に富んだ映画ですが、単なるドタバタコメディにとどまりません。

その中には、観客に伝えたいこと、社会的なメッセージなども感じられます。

 

映画『ホームアローン』の伝えたいこととは何か、作品の意図するものは何なのか、5つに分けて考察してみたいと思います。

 

ホームアローンの伝えたいことを考察!

 

『ホームアローン』には主要なテーマの他に、いくつかのメッセージが込められているように思います。

下記の5つを取り上げてみました。

 

  • 家族のあり方
  • お役所仕事のいい加減さ
  • 悪意ある噂話
  • 偶然が引き起こすトラブル
  • 困っている人に手を差し伸べる勇気

 

それでは、一つずつみていきましょう。

 

家族のあり方

 

『ホームアローン』のテーマは言うまでもなく“家族”です。

家族を題材とした映画は、小津安二郎の一連の作品を初めとして数多くあり、それだけ家族というのは永遠のテーマと呼べるものといえます。

ここで、やや異質と思えるのが、『ホームアローン』の家族の多さです。

 

ケヴィンの実の家族は7人ですが、そこへ、伯父一家や従姉いとこなども加わって総勢15人という大家族を形成、その中でケヴィン一人がのけ者にされます。

末っ子は余計な邪魔者という意識が働くのでしょうか、みんなからバカにされ、つまはじきにされています。

一見すると、とてもひどい家族のように見えますが、意外とそうでもないと判るのが、ラストです。

 

泥棒を撃退したケヴィンのもとに母のケイトが駆けつけ、その後を追って、ケヴィンが心配でパリ旅行を断念した家族全員が現れます。

留守番ご苦労さん、と言うのが長男バズのセリフですが、普段はケヴィンをいじめてばかりいるバズの口から出た言葉だけに重みがあり、弟を気遣い、その存在を認めていることが判ります。

また、そのすぐ後で、ケヴィンが無断で部屋に入ったことを怒るバズの声が響いていますから、いつものケンカが始まることを暗示して映画は終わります。

 

ケンカはしても家族は家族、そのぬくもりを伝えています。

 

お役所仕事のいい加減さ

 

ケヴィンを置き去りにしてしまったことに気づいたケイトが空港から警察に電話をします。

子どもがひとりで家にいるから見てきてほしい、という電話なのですが、警察の担当は真面目に取り合おうとしません。

もちろんこれは気が動転しているケイトの言い方にも問題があったのですが、次に電話を代わった担当の男性は片手にハンバーガーのようなものを持ちながらの対応。

 

とりあえず様子を見るか、ということで、地域の警察官がマカリスター家へ出向きますが、ベルを押し、何事もない様子なので、そのまま帰ってしまいます。

警察としても忙しいでしょうから、いちいち家族の相談に対応できない事情もあるでしょうが、この場合、お茶を濁して済ませてしまうのではなく、対応の仕方があったように思います。

 

黒澤明の『生きる』でも描かれたように、おざなりな対応で済ませてしまう、お役所仕事のいい加減さも『ホームアローン』のメッセージとして伝わってきます。

もちろん立派な仕事をする警察や役所もありますから、一つを取り上げて、すべてがそうであるとは言えません。

しかし、事なかれ主義の実害は日本の教育界でも言われていることでもあり、そういった社会的メッセージも『ホームアローン』の伝えたいことだと思います。

 

悪意ある噂話

 

人間は困ったことに噂話が大好きです。

それも他人が幸福になる話ではなく、不幸になる話を好みます。

そして、少年たちは怖い話が大好きです。

 

ここで少年たちの標的とされたのが、夜中にひとりで黙々と凍結防止の塩をシャベルでく、マーリー老人で、一家惨殺の殺人鬼にされてしまいます。

なんとなく怖そうなマーリー老人の外見がそう見えるのでしょう、しかし、外見とは違って心の優しい人だということが後に判ります。

面白半分の噂話は人を傷つけることもあります。

 

人間は外見で判断しちゃダメだよ、そんな声も聞こえてきそうです。

 

偶然が引き起こすトラブル

 

ケヴィンが家にひとりで取り残されることになったのは、嵐による停電、たまたま来ていた近所の子どもも頭数あたまかずに加えてしまったことなど、偶然の積み重ねによるものでした。

さらに、寝坊をしたことで時間的な余裕を無くし、家族全員がパニックになったことで冷静な判断ができなかったことがあります。

近所の子どもを一人加えてしまったことなどは、時間に余裕があれば間違いに気づいただろうと思います。

 

大切な物事ものごとが控えているときには時間的な余裕をもちましょう。

そんなことも伝わってきます。

 

困っている人に手を差し伸べる勇気

 

自分の近くに困っている人がいたとすれば、どうかしましたか? と声をかけることはできそうです。

しかし、空港のような人が大勢いるところでは、なかなか気恥ずかしいものです。

誰かがなんとかするだろう、という気持ちが働くからかもしれません。

 

でも、ポルカのバンドマンのリーダーであるガス・ポリンスキーは、チケットが取れなくて困っているケイトに声をかけ、車を手配しているから一緒にどうか、と誘います。

これは一歩間違えれば、ケイトにとってはとても危険なこととも言えます。

バンドマンはすべて男性なのですから、素直に応じて、途中で暴行を受けないともかぎりません。

 

逆に言えば、助けようと思って声をかけるほうも、断られたときの不愉快な気持ちに直面しなければならず、そういうことも踏まえて声をかけなければいけませんから、ひとつの勇気といえます。

できそうで、できない、でも、やっぱりこういう勇気は持ちたいものです。

おかげで無事に自宅へ戻れましたしね。

 

まとめ

 

今回は「ホームアローンの伝えたいことを考察!作品の意図や意味を解説!」 ということで、いくつか見てきましたが、いかがだったでしょうか。

 

  • 家族のあり方
  • お役所仕事のいい加減さ
  • 悪意ある噂話
  • 偶然が引き起こすトラブル
  • 困っている人に手を差し伸べる勇気

 

ジョー・ペシとダニエル・スターンの空き巣狙いのコンビと、8歳の少年が繰り広げるバトルが話題になって注目が集まりました。

しかし、その陰には作品を通して伝えたいことが垣間かいま見え、いくつかを紹介してきました。

そもそもがコメディなのですから、単純に笑って、いやあ面白かったなあ、として十分なのですが、『ホームアローン』にはそれだけでおさまらない奥ゆきがあります。

 

『ホームアローン』はこういったことを伝えたかったのかな、と思えるものを挙げてみましたが、そういったことを考えながら観ていくのも、映画を観る楽しみ方のひとつかもしれませんね。

 

 

他にもホームアローンについてまとめています。

>>ホームアローンの家族構成について!何人家族なのか詳しく紹介!

>>ホームアローンの裏話やトリビア10選!タランチュラは本物!?

>>ホームアローンに似た映画はある?似てる作品5選を詳しくご紹介!

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