ホームアローンに似た映画はある?似てる作品5選を詳しくご紹介!

ホームアローンのような映画はある?似た作品5選を詳しくご紹介!ホームアローン
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大ヒットコメディ『ホームアローン』には、同じような、似た作品というのはあるのでしょうか。

家に入り込もうとする空き巣狙いの泥棒二人組と、それを食い止めようと孤軍奮闘する8歳の少年が繰り広げるコメディ。

爆笑の中に家族とは何かといった問いかけもあり、クリスマスの時期にふさわしい心温まるストーリーの『ホームアローン』。

 

そんな『ホームアローン』のような映画はアメリカの得意とするところで、似た作品というのは存在すると思います。

もちろん同じようなコメディというわけにはいきませんが、いくつか『ホームアローン』のような映画を、独断と偏見と、こじつけで紹介したみたいと思います。

 

ホームアローンに似た映画はある?似てる作品5選を詳しくご紹介!

 

『ホームアローン』に似た作品ということで下記の5作品を選んでみました。

どの作品もコメディではありませんが、本質においては似ている作品だと思います。

 

  • アラバマ物語
  • ランボー
  • 素晴らしき哉、人生!
  • パニック・ルーム
  • グレムリン

 

それでは、それぞれの作品を一つずつみていきましょう。

 

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アラバマ物語

 

  • 作品名:アラバマ物語
  • 公開日:1962年12月25日

 

『ホームアローン』を初めて観たとき、このキャラクターは、この映画から取ったのかな、と思った映画が『アラバマ物語』です。

あらすじをみていきましょう。

 

アメリカ南部アラバマ州の田舎町に住むアティカス・フィンチ(グレゴリー・ペック)は弁護士。

妻に先立たれた彼は、ジェムとスカウトという遊び盛りの兄妹きょうだいの面倒を見ながら仕事をしています。

ときは1932年、3年前にニューヨークで起きた株価大暴落に端を発した大不況はアラバマ州の田舎町にも押し寄せていますが、ジェムとスカウトはそんなことに関係なく元気に遊び回っています。

 

そんなジェムとスカウトには興味の対象となるものがひとつあります。

幽霊屋敷と近所の人たちが怖がる家に住む“ブー”という風変わりな青年で、誰もその顔を見たことがないというので、怪人のイメージがつきまとっているブーを一目見たくてたまりません。

ひと夏を過ごす少年ディルとも仲良くなり、ある夜、ブーの庭に忍び込んだ三人は、近づいてきた足音に驚き、逃げようとしますが、ジェムのズボンがフェンスに引っかかってしまいます。

 

ズボンを脱いで自宅へ戻ったジェムとスカウトは、翌日、ブーの庭先にジェムのズボンがキチンと畳んで置かれているのを発見します。

そんな中、町では白人女性が黒人の男性に暴行を受けた事件が発生。

黒人差別の激しい南部の田舎町、誰も弁護の引き受け手がいません。

 

判事は、知人でもあるアティカスに弁護を依頼しますが、激しい抗議を受けるのが分かっているだけに、アティカスは戸惑いながらも引き受ける決心をします。

 

裁判が始まりますが、陪審員全員が白人という中、アティカスは敗訴。

弁護を引き受けたアティカスにも非難が集まり、暴行を受けたと主張する女性の父親ボブ・ユーエルはジェムに危害を加え、さらに妹のスカウトにまで暴力の手が伸びようとします。

しかし、そこへ現れたのは…。

 

『ホームアローン』におけるマーリー老人と、『アラバマ物語』の中に登場するブーは、よく似ています。

心優しい人たちでありながら、根拠のない噂によって怖い人であるかのような印象を植え付けられます。

しかし『ホームアローン』ではケヴィンと、『アラバマ物語』ではスカウトによって、その後の人生に変化が訪れます。

 

主人公のアティカス・フィンチは地味な男やもめでありながら、アメリカ人が選ぶヒーローとして、インディ・ジョーンズやジェームズ・ボンドを抑えて堂々の1位になっています。

また、生き生きとしたジェムやスカウトの遊び回る姿なども描き、深い郷愁を誘う名作です。

 

ランボー

 

  • 作品名 : ランボー
  • 公開日 : 1982年10月22日

 

孤軍奮闘する映画を挙げるとすれば、かなりの数になると思いますが、誰でもが分かり易い娯楽性に富んでいるのが『ランボー』だと思います。

『ホームアローン』でケヴィンがライフル(おもちゃ?)を肩にかけている姿などから、80年代の大ヒット映画『ランボー』をイメージしているのでは、と思われます。

 

田舎道をひとり歩く青年。

彼はベトナムで一緒に戦った戦友の自宅を訪ねたのですが、母親らしき女性から、息子は戦争の後遺症でがんになり、すでに死んでいることを知らされます。

やむなく、もと来た道を引き返す青年ジョン・ランボー(シルヴェスター・スタローン)は、パトカーに乗った保安官ディーズル(ブライアン・デネヒー)に呼び止められます。

 

ジョンの風采から、何か面倒なことを起こしそうだと感じ取ったディーズルは、町を出て行ってくれとジョンに告げ、パトカーで町はずれまで送ります。

しかし、食事をしたいために再び町への道を戻り出したジョンを目にしたディーズルはそれを阻止、浮浪罪と危険物所持のために逮捕してしまいます。

保安官事務所の取調室で人並み以下の扱いを受けたジョンは、ベトナム時代に受けた拷問の記憶がよみがえり、歯止めがきかなくなった彼は事務所から逃走します。

 

山へ逃れたジョンに捜索の手が伸びますが、ゲリラ戦やサバイバルの知識と訓練を受けたジョンに保安官たちのほうはすべもなく撃退され、やがて州兵が動員される事態になります。

州警察や州兵がジョンに手を焼く中、国防総省からサミュエル・トラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)が派遣されてきます。

ジョン・ランボーの上官であり、ジョンに戦闘の訓練をほどこした大佐は、戦闘のプロとしてのジョンを熟知しており、これ以上の争いは避け、ジョンに山を下りるように説得してみようと提案します。

 

しかしディーズルは無視し、再びジョン・ランボーとの戦闘が始まりますが、ジョンは町を壊滅状態に追い込み、やがて州兵によって包囲されます。

投降を呼びかける大佐に応じてジョンは身柄を拘束されますが、そこには、ベトナム帰還兵に対する世間の冷たさに耐えかねたジョン・ランボーの姿がありました。

 

1960年代半ばに始まったベトナム戦争は、アメリカの介入を受けて泥沼化し、抜き差しならない状態に追い込まれ、一方では従軍記者などの報告によって、米軍のベトナムでの残虐行為が発覚。

国内では反戦運動が活発化、ジョン・レノンの平和活動も影響を及ぼして、その反動がベトナム帰還兵に対する風当たりの強さとなってね返ります。

ベトナム帰還兵というだけで職はなく、社会からのけ者にされてアルコールやドラッグにおぼれる帰還兵の姿が見られるようになります。

 

ブルース・スプリングスティーンが歌った『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』は、その象徴的な歌で、アメリカに生まれ、政府の言うことを聞いて戦っただけなのに、職を得ることもできない。

『ランボー』はアクション映画の体裁ていさいをとっていますが、社会から疎外そがいされた人間の哀しみと孤独を描いた、社会性のある映画とも言えます。

 

素晴らしき哉、人生!

 

  • 作品名 : 素晴らしき哉、人生!
  • 公開日 : 1946年12月20日

 

クリスマスを背景にした映画はたくさんあって、それこそ数え上げたらキリがないでしょう。

それだけクリスマスというのは特別な意味を持つものといえます。

個人的には、テレンス・ヤング監督の『クリスマス・ツリー』がとても印象に残っていて、リバイバル上映を映画館で観たときには、ラストシーンですすり泣きの声が多く聞こえていました。

 

『ホームアローン』もクリスマスを背景にしていて、その流れで選んでみたのが、名匠フランク・キャプラの感動作『素晴らしき哉、人生!』。

 

ジョージ・ベイリーは12歳のとき、シャベルを使ったソリ遊びで、弟のハリーが誤って凍った池に落ちて溺れそうになるのを助け、風邪をこじらせたのが元で左耳の聴覚を失ってしまいます。

やがてジョージ(ジェームズ・スチュワート)は成長し、建築家になる夢をふくらませますが、住宅ローン会社を経営する父親が急死、ジョージは未来の夢をあきらめて父親の跡を継ぎます。

ジョージのやさしい人柄は、住宅開発を行って貧しい人々へ相場の半額という値段で貸家を提供することでも表れますが、それを憎々しく思っていたのが町の実力者ヘンリー・ポッター。

 

貧しいながらも、高校時代に知り合ったメアリー・ハッチ(ドナ・リード)とジョージは結婚。

4人の子どもにも恵まれたジョージは幸せな家庭生活を送ることになります。

 

時は過ぎ、1945年のクリスマス・イブ。

弟のハリーが名誉勲章に輝き、その騒ぎで町が盛り上がる中、叔父のビリー(トーマス・ミッチェル)はジョージの会社の金8,000ドルを銀行に預けようと出かけますが、途中でその金を紛失。

普段からジョージを敵視していたヘンリー・ポッターが偶然にもその金を手に入れていたのですが、その金がないと帳簿に穴があき、刑務所送りになることからジョージは愕然とします。

 

金が見つからず、自暴自棄となったジョージは真冬の荒れ狂う川の中へ飛び込んで自殺をしようとしますが、そこへ現れたのが二級天使のクラレンス(ヘンリー・トラヴァース)。

ジョージが川へ飛び込むより先にクラレンスが飛び込み、それを助けようとジョージが川へ飛び込みます。

ジョージの守護天使と名乗るクラレンスですが、もちろんジョージはそんなことは信じません。

 

8,000ドルを失ったことで、生きている価値がない、生まれてこなければよかった、と絶望の言葉を投げかけるジョージに、それでは君の望みどおりにしよう、とクラレンスはささやきます。

 

『素晴らしき哉、人生!』が感動作と呼べるのは、この後半の急展開からで、ジョージは自分が生まれてこなかった世界を見ることになるのですが、それはまさに悪夢と呼べるものでした。

静かだった町はヘンリー・ポッターが牛耳っているために、けばけばしい歓楽街の様相を呈し、自分を知っているものは誰もなく、やすらぎを得ようとたずねた母ですらジョージを知りません。

住んでいた家は20年間空き家のままで廃墟同然、息子や娘たちも存在せず、名誉勲章を受けたはずの弟のハリーは9歳のとき、池で溺死していました。

 

混乱の極みに落ち込んだジョージにクラレンスは言います、一人の人生は、その他大勢の人生に影響を与える、一人いないだけで世界は一変する。

名優ジェームズ・スチュワートの熱演によって、後半からラストへかけては、たたみかける盛り上がりをみせ、最後は町の人々の善意によって寄付が集まり、ハッピーエンドへと向かいます。

理想主義的と見えるかもしれませんが、やはり映画はこうありたいもの、素晴らしい名作です。

 

パニック・ルーム

 

  • 作品名 : パニック・ルーム
  • 公開日 : 2002年3月29日

 

『ホームアローン』との類似で言えば、外部からの侵入者に対して自分たちの身をいかに守るか、ということにあると思います。

 

夫と別れたメグ(ジョディ・フォスター)は、その腹いせのためか、夫の金で、かつて富豪が住んでいた豪邸を手に入れます。

かつて住んでいた富豪は老人で足が不自由なためにエレベーターが備えられ、身の安全を確保するための“パニック・ルーム”があり、その中には家中を見渡せる監視モニターが設置されています。

富豪はすでに亡くなっており、その邸宅は数日の入居は禁じられていることが法律的に求められていたのですが、手違いによってメグが入居、引っ越しを始めます。

 

引っ越しの夜、一人娘の娘サラ(クリステン・スチュワート)と出前のピザを食べ、サラを寝かせて、ワインを飲みながら入浴を済ませたメグはベッドに。

邸宅の外では三人の男たちの黒い影。

彼らは邸宅に侵入するため防犯装置を壊し、中へ入り込みます。

 

メグはトイレに起き、やがて寝につこうしますが、開いたドア越しのパニック・ルームのモニターに人影が映っているのに気づきます。

眠っていたサラを起こし、パニック・ルームへと逃げ込みますが、途中、三人組に気づかれます。

逃げ込んだパニック・ルームは頑丈な鉄板で囲われたシェルターで、センサー式の重い扉は人を感知して挟まれるのを防ぐようになっています。

 

一方、忍び込んだ三人組にも誤算が生じていました。

邸宅は空き家だと思っていたからです。

彼らの目的は、パニック・ルームに隠された財産で、三人組の一人ジュニア(ジャレッド・レト)は富豪の甥にあたる男で、ジュニアはそれを狙って、仲間三人で山分けを企んでいました。

 

映画『パニック・ルーム』はストーリー的には難しいものではなく、パニック・ルームへのがれたメグ母娘おやこと三人組との攻防、外部との交信の立たれた部屋からどうやって脱出するか。

仲間割れを始めた三人組の一人、ジュニアが射殺され、事態が緊迫の度合いを深めていく中で、メグたちが邸宅から出るための必死の様相が展開されていきます。

監督は『セブン』(1995年)、『ファイト・クラブ』(1999年)の鬼才デヴィッド・フィンチャー。

 

ただ、惜しいことに、コンピューター・グラフィックスを使い過ぎたため、ややリアリズムに欠け、デヴィッド・フィンチャーの持ち味である“怖さ”が少しがれてしまいました。

とは言え、パニック・ルームに閉じ込められる形となったメグたちの恐怖と緊張が、こちらまで伝わってくる作品で、十分楽しめる、見応えのある映画といえます。

 

グレムリン

 

  • 作品名 : グレムリン
  • 公開日 : 1984年6月8日

 

当時、人気絶頂のフィービー・ケイツが出演ということでも話題になった大ヒット映画『グレムリン』。

『ホームアローン』との関係では、やはりクリスマス。

『ホームアローン』では監督を務めたクリス・コロンバスが『グレムリン』で脚本を書いていることから、似ている点が多そう…かも。

 

発明家のランダル・ペルツァー(ホイト・アクストン)は、自分の発明品を売り込むために訪れたチャイナタウンの骨董屋で可愛い生き物を見つけます。

店主の中国人が“モグワイ”と呼ぶ愛らしい動物で、一人息子のビリー(ザック・ギャリガン)へのクリスマスの贈り物として、店主が、売り物ではない、というのをよそに買い取ってしまいます。

 

“モグワイ”を飼うためには、絶対に守らなければならない三つの約束がありました。

一つは、水に濡らさないこと。

二つ目は光を当てないこと、そして三つ目は、真夜中の12時過ぎには食べ物を絶対与えないこと。

 

銀行に勤めるビリーは可愛い“モグワイ”をプレゼントされたことで喜び、“ギズモ”と名付けて自分の部屋で飼い始めます。

友人の少年ピート(コリー・フェルドマン)にもギズモを見せ、二人で可愛がりますが、ふとしたことからギズモの背中に水が落ち、ギズモから分裂した個体が複数のモグワイへと生まれます。

面白がって喜んだ二人でしたが、絶対に守らなければならない約束が次々と破れ、徐々に数を増すモグワイたちは凶暴なグレムリン(小悪魔)となり、街は大混乱におちいります。

 

製作総指揮がスティーヴン・スピルバーグ、そしてフランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディということで、80年代からの娯楽大作を多く手がけた三人がズラリと勢揃い。

ヘタをすれば子供向けの、たわい無い映画となるところでしたが、『ハウリング』(1981年)で名前を上げたジョー・ダンテが監督に当たったことで、大人が観ても楽しめる作品と言えます。

 

また、この作品には、後に『スタンド・バイ・ミー』(1986年)でメガネをかけた個性的な役柄を演じたコリー・フェルドマンが子役で出演。

『ビバリーヒルズ・コップ』(1984年)の刑事役で、お茶目な味わいを見せたジャッジ・ライホルドが、ここでは出世街道を鼻にかけるイヤなヤツで登場しているのも面白いところ。

 

まとめ

 

「ホームアローンに似た映画はある?似てる作品5選を詳しくご紹介!」 ということで、独断と偏見と、こじつけで5つの作品を見てきましたが、いかがだったでしょうか。

 

  • アラバマ物語
  • ランボー
  • 素晴らしき哉、人生!
  • パニック・ルーム
  • グレムリン

 

『ホームアローン』はコメディでしたが、上記の5作品にはヒューマン・ドラマ、サスペンス、アクションなどコメディとは遠くなってしまいました。

 

『ホームアローン』ではテレビが重要な役どころを占めて、ビデオのシーンが空き巣狙いの二人組を驚かす場面があります。

クリス・コロンバスが脚本を書いた『グレムリン』では、キッチンで料理をするビリーの母親がキッチンの小さなテレビで放送している映画を観ている場面があります。

そこには、『素晴らしき哉、人生!』のラスト近くの映像が流れていて、その映画がクリスマスの定番であることと、ハッピークリスマス! と叫ぶ主人公を複雑に眺める母親の顔があります。

 

売れない発明家である夫を支える妻の悲哀がそこにあり、クリスマスがきても素直にハッピークリスマスと喜べない複雑な胸の中を描いた場面だと思いました。

一見すると子供向けと思われる『ホームアローン』と『グレムリン』ですが、家族という視点で見ると、また違った見方ができるものだと思います。

 

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他にもホームアローンについてまとめています。

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