風立ちぬに似たアニメ映画5選!観ないと損をする名作はこれだ!

第86回アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされ、第76回ニューヨーク映画批評家協会賞を受賞するなど、海外でも高い評価を得た『風立ちぬ』。

実在の航空技術者、堀越二郎の半生を、『菜穂子』『風立ちぬ』『美しい村』などの作家・堀辰雄の文学世界とからませて詩情豊かに描きました。

 

今回は、そんな『風立ちぬ』に似たアニメ映画を5本選んでみました。

『風立ちぬ』に似たアニメ映画、といっても、それぞれの映画については時代や場所、登場人物の設定などは、もちろん違っていますし、どこが似ているの? といぶかしく思われるかもしれません。

あくまでも個人的な見解で、とお断りした上で、以下の5作を挙げてみました。

 

風立ちぬに似たアニメ映画5選!

風立ちぬに似たアニメ映画5選!観ないと損をする名作はこれだ!

引用 : スタジオジブリの作品

 

以下の5作を選んでみました。それぞれ描かれ方はことなっていますが、どれも素晴らしい内容を持った映画です。

 

  1. この世界の片隅に
  2. 秒速5センチメートル
  3. ももへの手紙
  4. ジョバンニの島
  5. 火垂るの墓

 

それでは一作ずつ見ていきましょう。

 

この世界の片隅に

 

  • 作品名:『この世界の片隅に
  • 公開日 : 2016年11月12日

 

こうの史代ふみよさんの同名漫画を原作に、片淵須直かたぶちすなお脚本・監督によってアニメ映画化。

戦争末期の昭和19年(1944年)、18歳になったすずはくれ市の北條家に嫁いだものの、物資欠乏の戦時下での生活を余儀なくされます。

呉が軍港であったことから翌年には空襲を受け、さらに8月には広島に原爆が投下。

 

すずはすべてを失いながら終戦を迎え、それでも前向きな希望を失わず、廃墟の呉で必死に生きていきます。

 

妻の死を乗り越えて前向きに生きようとする堀越二郎の姿と、戦後をたくましく生きていこうとするすずの姿が重なります。

 

秒速5センチメートル

風立ちぬに似たアニメ映画5選!観ないと損をする名作はこれだ!

引用 : 秒速5センチメートル公式サイト

 

  • 作品名:『秒速5センチメートル
  • 公開日:2007年3月3日

 

新海誠原作・脚本・監督による、一組の男女の恋、そして時間と距離がもたらす別れを三話形式でつづった切ないラブ・ストーリー。

 

とても瑞々みずみずしい感性で描かれた作品で、一話の「桜花抄」では少年の立場から、二話の「コスモナウト」では少女の立場からそれぞれの恋を描き、大人になった二人のすれ違いへと話が進みます。

切ない恋を扱った『風立ちぬ』との共通性を感じます。

 

ももへの手紙

 

  • 作品名:『ももへの手紙
  • 公開日:2012年4月21日

 

事故で亡くなった父に、生前、父の心を傷つける言葉を投げつけてしまった娘ももの悔恨の日々と、残された母との葛藤と絆を深めていく物語。

ストーリー的には目新しいものではなく、ファンタジー的結末で締めくくられるのですが、かなり愉快な存在として登場する三匹の妖怪たちとの交流によって、ドラマに弾みがついています。

 

『風立ちぬ』との類似性では、堀越二郎の生家や、菜穂子が療養する高原のサナトリウムの細部にわたる描写など、瀬戸内を舞台にした『ももへの手紙』における風景や家屋のきめ細かい描写。

美しい自然、どっしりとした重みのある生活様式など、『風立ちぬ』『ももへの手紙』には残しておきたいと思われる日本の良さが描き込まれています。

 

ジョバンニの島

 

  • 作品名:『ジョバンニの島
  • 公開日:2014年2月22日

 

敗戦を迎えた1945年(昭和20年)を境に、色丹島しこたんとうの島民の兄弟、純平と寛太と、ソ連の占領によって島へやって来たロシア人の娘ターニャとの交流を軸に、島民たちの戦後を描きました。

実話をもとにした杉田成道しげみち氏の原作を、声の出演に仲代達矢、八千草薫、仲間由紀恵などの俳優を配し、宮沢賢治の名作『銀河鉄道の夜』をモチーフとした感動作。

 

『風立ちぬ』が、関東大震災やスパイ・ゾルゲ(映画ではカストルプ)の暗躍、第二次世界大戦へと至るドイツとの関わりといった歴史的事実を踏まえたものでありました。

そういったことから、実話をもとにした『ジョバンニの島』との共通性を感じました。

火垂るの墓

 

  • 作品名:『火垂るの墓
  • 公開日:1988年4月16日

 

野坂昭如あきゆき原作のあまりにも有名な長編アニメーション映画。

兵庫県神戸市、西宮市などを舞台に、父親は海軍に出征(のちに敗戦で戦死)、母親は空襲で死亡という境遇の中、戦後の食糧難の中をさまよい、飢えに倒れていく兄と幼い妹の死を描きました。

 

見ていて切なくなる映画で、飽食の時代とされる現在の日本からは想像もできない過酷な時代に翻弄ほんろうされた兄妹の姿が胸にせまります。

 

『火垂るの墓』で思い出すのは、フランス映画の名作『禁じられた遊び』(1952年)です。

しかし『禁じられた遊び』には、ところどころ挿入されたユーモアや、少年と少女の幼いロマンスの香りがあったのに対し、『火垂るの墓』は一切の妥協を与えていません。

 

『風立ちぬ』が菜穂子なおこの死を避けられない運命として扱ったのと同じく、戦災孤児となった清太せいたと節子が直面する過酷な現実と死もまた、二つの映画に共通したものであると思います。

 

まとめ

風立ちぬに似たアニメ映画5選!観ないと損をする名作はこれだ!

引用 : スタジオジブリの作品

 

以上、風立ちぬに似たアニメ映画5選! 観ないと損をする名作はこれだ! ということで見てきましたが、いかがだったでしょうか。

 

  1. この世界の片隅に
  2. 秒速5センチメートル
  3. ももへの手紙
  4. ジョバンニの島
  5. 火垂るの墓

 

『風立ちぬ』は戦争の惨禍といったものは描いていません。しかし、主人公・堀越二郎は後には零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の設計者としてたずさわっています。

ゼロ戦はその後、中国大陸を席巻せっけんし、日本は世界最強といわれたゼロ戦をもって太平洋戦争に突入していくのですから、『風立ちぬ』の中で語られる仕事の矛盾が噴き出す形となります。

 

戦争への関わりといった面から少しはずれますと、『秒速5センチメートル』などは異質といえますが、純真な恋を扱った映画として特筆できると思います。

『ももへの手紙』は上述したように、ドラマの背景となっている瀬戸内海の自然、落ち着いた古い家屋、段々畑、村境の鎮守の森などが丁寧に描かれていて、『風立ちぬ』との類似性を感じます。

 

あくまでも独断と偏見で5作を選びましたが、それぞれの映画はどれをとっても素晴らしい内容を持っており、観ないと損をすると言っても、言い過ぎではないと思います。

 

 

同じように風立ちぬに似た実写映画についてもまとめています。

>>風立ちぬに似た実写映画5選!1度は観ておくべき名作を厳選紹介!

 

 

また、風立ちぬについて賛否両論あるようなので、その理由について考察しています。

>>風立ちぬの評価が別れる理由5選!なぜ賛否両論なのか徹底解説!

 

 

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