風立ちぬに似た実写映画5選!1度は観ておくべき名作を厳選紹介!

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国内外からの高い評価を得た長編アニメーション映画『風立ちぬ』。

実在の人物、堀越二郎の少年時代から、やがて航空技術者として世界へ羽ばたいていく姿を中心に、関東大震災から太平洋戦争へと動いてゆく激動の世界を背景に描いた感動作。

 

とりわけ、堀辰雄の小説『風立ちぬ』を取り入れ、ヒロイン菜穂子なおこの死にいたる過程など、堀辰雄の文学世界を抒情性あふれる映像で描きました。

今回は、そんな長編アニメ『風立ちぬ』に似てる映画を、実写映画のみで5作品を選んでみました。

もちろん、似た映画といっても、あくまでも独断と偏見によるものですので、そのあたりはご容赦のほどを。

 

風立ちぬに似た実写映画5選!

 

以下の5作品を、似てると勝手に判断して選んでみました。

 

  1. ある愛の詩
  2. 誘惑
  3. 異人たちとの夏
  4. さよなら子どもたち
  5. シベールの日曜日

 

それでは一作ずつ見ていきましょう。

ある愛の詩

 

  • 作品名:ある愛のうた
  • 公開日:1971年3月6日

 

オリバー(ライアン・オニール)とジェニー(アリ・マッグロー)の二人は、お互いに惹かれあって恋に落ちます。しかし、二人の間に立ちはだかったのは、身分違いという壁。

オリバーはジェニーとの結婚を望み、父親の承諾を得ようとします。

名家の息子のオリバーと、イタリア移民の娘にすぎないジェニーとの結婚には、オリバーの父親であるオリバー・バレット3世は断固反対。

 

父親の反対を押し切り、やがて二人は結婚。オリバーは父親からの送金が途絶えたため、学費を稼ぎ、法律学校を卒業。

結婚生活は順調にいくかと思えた矢先、ジェニーが白血病におかされていることが判ります。

 

誰もが一度は聴いたことがあると思われるフランシス・レイの甘く切ない主題曲に乗って展開される愛の秀作。

病魔と死という、避けられない運命が『風立ちぬ』と同じく、ここでもつながりを見せます。

 

誘惑

 

  • 作品名:誘惑
  • 公開日:1948年2月29日

 

代議士矢島(佐分利信)は、恩師の墓参りで、その娘孝子(原節子)と出会います。

物資窮乏の戦後のことなので、女が独りで生きていくのは大変だからと、子どもたちの家庭教師という名目で、矢島は孝子を家に引き取ることになります。

矢島には、娘と息子、そしていまは結核をわずらって鎌倉の海辺の療養所へ入院している妻の時枝(杉村春子)がいます。

 

その後の展開が容易に推察できるように、不倫をテーマにした映画です。

しかし、この映画は単なるうわついた不倫ものではありません。

 

戦後の混乱期にあって、日本人離れのした原節子さんの容姿や、品のある明るさ、落ち着いた物腰、22歳という設定の彼女が、妻子ある矢島に惹かれ、矢島も彼女に惹かれていく。

その過程がきめ細かく描かれていきます。

 

そして、強烈なのが療養所にいる妻・時枝の存在。

恋に踏み出すことのできない孝子の前に、療養所にいるはずの時枝が現れるシーンはゾッとする怖さ。

事態は一転して、さわやかな余韻を残すラストへとつながる傑作です。

 

『風立ちぬ』の菜穂子と時枝では、立場も年齢も容姿も違いますが、結核と死との関連で選んでみました。

 

異人たちとの夏

 

  • 作品名:異人たちとの夏
  • 公開日:1988年9月15日

 

シナリオライターの原田(風間杜夫)は妻子と別れてマンションで一人暮らし。

ある夜、下の階に住む若い女、ケイ(名取裕子)がシャンパンを持って原田の部屋へやってきます。一人では飲みきれないから一緒にどうかと言う彼女に、仕事中だからと原田は断ってしまいます。

 

そんなある日、フラりと入った浅草演芸ホールで、芸人にヤジを飛ばしている男を見ると、これがなんと原田が12歳のときに交通事故で死んだはずの父(片岡鶴太郎)。

父に誘われるまま、以前住んでいた路地裏のアパートに連れていかれると、そこにも死んだはずの母(秋吉久美子)がいる。

父と母がいる家庭のぬくもりを思い出した原田は、そのアパートへ度々たびたび訪れるようになります。

 

この世にいないはずの人間がいるのですから、それは幽霊でしかなく、魔界のものと触れ合った原田の身体からだは衰弱を始めます。

 

山田太一の原作を大林宣彦監督で映画化。ファンタジー的要素と『牡丹灯籠』の怖さ、そして、浅草界隈にみる昭和の風景などを盛り込んだ、心の温まる、とてもいい映画です。

 

『風立ちぬ』との関連では、ファンタジー的要素ということで(堀越二郎とカプローニ伯爵との夢の場面など)選びました。

 

さよなら子どもたち

 

  • 作品名:さよなら子どもたち
  • 公開日:1988年12月17日

 

製作・脚本・監督ルイ・マルによるヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞作品。

 

1944年、ナチス占領下のフランス。

12歳のジュリアン(ガスパール・マネッス)は、クリスマス休暇を終えてカトリック寄宿学校に戻ってきます。

ある日、3人の転校生を連れて校長が現れ、その中の一人ジャン・ボネ(ラファエル・フェジト)がジュリアンのクラスに編入されます。

 

なかなか打ち解けないジャンでしたが、ジュリアンとの交際が続く中、ジャンたち3人はユダヤ人で、神父の計らいで学校にかくまわれていることを知ります。

やがて、料理番ジョセフの密告により神父と3人はゲシュタポに逮捕。ジュリアンたち生徒の見守る中、連行されていく神父は言葉少なに言います。「さよなら子どもたち、また会おう」。

神父の言葉もむなしく、逮捕された彼らはそれぞれアウシュビッツなどの収容所で死を迎えることになります。

 

少年たちの友情、感情の行き違いなど、ジュリアンの視点でとらえた鮮やかな映画で、時代の重苦しい空気の中でも少年たちの生き生きとした感性が描かれ、ラストの余韻が胸を締め付けます。

 

背景にある戦争、そして永遠の別れ、切なく悲しい『風立ちぬ』との関連を感じます。

 

シベールの日曜日

 

  • 作品名:シベールの日曜日
  • 公開日:1963年6月15日

 

戦場で負傷した空軍のパイロット、ピエール(ハーディ・クリュガー)は記憶を失ってしまい、恋人のマドレーヌも彼の記憶を呼び戻すことができません。

あてもなく街をさまよい歩くピエールはある日、父親に連れられて修道院の寄宿舎へやってきた少女(パトリシア・ゴッジ)を見かけます。

後に、少女は父親に捨てられたことを知ったピエールは、日曜日に修道院へ出かけ、少女の父親と間違われたことをきっかけに、日曜日ごとに少女と会うことになります。

 

フランソワーズと名乗った少女は12歳、31歳のピエールとは年齢は離れていますが、孤独を抱えた二人は惹かれあい、そのために街の人々からピエールは変質者扱いをされます。

そしてやってきたクリスマスの夜。

本当の名前はシベールというの、と明かした少女との夜は楽しいものになるはずでしたが、偏見と悪意を持った通報によってピエールは警官に射殺されてしまいます。

 

第35回アカデミー賞外国語映画賞受賞のフランス映画の名作。

背景にある戦争の影と永遠の別れ、『風立ちぬ』とは底辺でつながっていると思います。

 

まとめ

 

以上、風立ちぬに似た実写映画5選!1度は観ておくべき名作を厳選紹介! として見てきましたが、いかがだったでしょうか。

 

  1. ある愛の詩
  2. 誘惑
  3. 異人たちとの夏
  4. さよなら子どもたち
  5. シベールの日曜日

 

かなりこじつけた印象はありますが、それぞれに素晴らしい映画ですので、観ておいて損の無い映画ばかりです。

中でも『さよなら子どもたち』『シベールの日曜日』の2本は、戦争がもたらす悲劇と、偏見が引き起こした悲劇を扱った、心に残る名作です。

 

ちょっと異色なのは『異人たちとの夏』で、愛情を失った男が遭遇する不思議な体験を通して人間性を取り戻していく、とてもいい映画だと思います。

 

独断と偏見と、こじつけに満ちた選び方でしたが、これらの映画を観て楽しんでいただければ幸いです。

 

 

同じように風立ちぬに似たアニメ映画についてもまとめています。

>>風立ちぬに似たアニメ映画5選!観ないと損をする名作はこれだ!

 

 

また、風立ちぬについて賛否両論あるようなので、その理由について考察しています。

>>風立ちぬの評価が別れる理由5選!なぜ賛否両論なのか徹底解説!

 

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